Project/Area Number |
22K11873
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岩部 美紀 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70392529)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 慢性炎症 / 大腸癌 / 腸内細菌叢 |
Outline of Research at the Start |
大腸癌の発症および病態の進展には、環境因子と遺伝要因および両者の相互作用が寄与しており、なかでも食事や生活習慣などの環境因子に与える影響も大きいとされているが、その詳細な分子メカニズムは十分に明らかになっていない。本課題では、食事に起因する大腸癌において、大腸癌の病態進展における慢性炎症の分子メカニズムの解明、大腸癌の病態進展に及ぼす腸内細菌叢の解析、食事に起因する大腸癌に対する病態改善を目指した方略の探索を行うことを目的とし、これまでに明らかにされていない食事に起因する大腸癌の病態進展メカニズムを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
大腸癌の発症および病態の進展には、環境因子と遺伝要因および両者の相互作用が寄与しており、なかでも食事や生活習慣などの環境因子に与える影響も大きいとされているが、その詳細な分子メカニズムは十分に明らかになっていない。本課題では、食事に起因する大腸癌において、大腸癌の病態進展における慢性炎症の分子メカニズムの解明、大腸癌の病態進展に及ぼす腸内細菌叢の解析、食事に起因する大腸癌に対する病態改善を目指した方略の探索を行うことを目的とし、これまでに明らかにされていない食事に起因する大腸癌の病態進展メカニズムを明らかにする。本課題では、(1)大腸癌の病態進展における慢性炎症の分子メ カニズムの解明、(2)大腸癌の病態進展に及ぼす腸内細菌叢の解析、(3)食事に起因する大腸癌に対する病態改善を目指した方略の探索を行う。 (1)大腸癌の病態進展における慢性炎症の分子メカニズムの解明:腸内容物の変化に寄与する組織が腸上皮であるかどうかを検討するためにCRISPR/Cas9システムを用いてISPP1のfloxマウスを作製し、Vil1-Cre マウスとの掛け合わせにより腸上皮特異的ISPP1欠損マウスを作製およびVav1-Creマウスとの掛け合わせにより造血幹細胞特異的ISPP1欠 損マウスの作製に着手した。2)大腸癌の病態進展に及ぼす腸内細菌叢の解析:各種マウスの腸内容物の詳細な代謝産物の違いを明らかにするため、メタボローム解析を行った。(3)食事に起因する大腸癌に対する病態改善を目指した方略の探索:食事に起因する大腸癌に対する病態改善効果を持つ物質を中心に食事に起因する大腸癌に対する病態改善効果を有する候補物質ライブラリーの構築に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請時、予定していた研究項目((1)大腸癌の病態進展における慢性炎症の分子メカニズムの解明、(2)大腸癌の病態進展に及ぼす腸内細菌叢の解析、(3)食事に起因する大腸癌に対する病態改善を目指した方略の探索)、全ての研究項目について、それぞれ令和4年度に予定していた計画内容について、当初の計画通り進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度については、当初予定していた計画内容について、ほぼ達成し、おおむね順調に進展している。そのため、本研究の推進において、研究体制及び研究計画に大幅な変更の必要性は低いと思われ、当初の計画通り、研究を推進する予定である。本研究課題のさらなる進展・加速を目指すべく、研究連携者を含めた各人の実験の精度の向上とスピードアップを図り、目的を早期に達成したいと考えている。
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