Project/Area Number |
22K11879
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
有竹 清夏 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (50415577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉置 應子 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 理研白眉研究チームリーダー (20586276)
尾崎 章子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (30305429)
金野 倫子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (90282053)
栗山 健一 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部, 部長 (00415580)
河村 葵 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部, リサーチフェロー (40772934)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 更年期不眠 / 女性・性差 / 睡眠 / 体温・放熱 / 身体運動 / 睡眠脳波 / 放熱 / 時間認知 / 女性 |
Outline of Research at the Start |
更年期女性の不眠は、睡眠医療上の深刻な問題となっており、更年期女性における不眠の病態生理の理解とその対策が重要な課題である。本研究では熱放散と徐波睡眠量・分布の異常に着目し、更年期女性の不眠の病態生理メカニズムを明らかにし、その対策を検証する。具体的には、①更年期女性の不眠の病態特性を明らかにする。次に、②熱放散と身体運動に着目した睡眠改善プロトコルを開発する。その上で、③更年期女性の不眠に対する睡眠改善プロトコルの効果を検証する。更年期女性の不眠の病態生理の理解と、薬物やホルモン補充療法との併用や薬物療法が困難なケースの非薬物的治療への貢献が期待され、女性の円滑な社会活動の支援につながる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は, 熱放散と徐波睡眠量・分布の異常に着目し、更年期女性の不眠の病態生理メカニズムを明らかにし, 熱放散と身体運動に着目した睡眠改善プロトコルを開発し, その効果を検証するものである.今年度は, 更年期女性における不眠の病態特性を明らかにすることに先立ち, 身体運動を組み入れた睡眠改善プロトコルの開発に向けた検討を実施した.20-30代前半の健常成人女性を対象に徐波睡眠を有効に増やすための身体運動、今回は自宅で実施可能なレジスタンス運動を用いたプロトコルを用いて比較検討した. 若年健常成人女性12名を対象に1)卵胞期非運動条件, 2) )卵胞期運動条件, 3)黄体期非運動条件, 4)黄体期運動条件の4条件、計4日間の実験をランダムクロースオーバーデザインで実施した. 運動条件では日中に一定強度一定時間のレジスタンストレーニング(RT)を実施後, 夜間睡眠脳波測定を施行した. 実験中は深部体温と共に皮膚温を同時計測し, 遠位皮膚温と近位皮膚温の温度差から放熱指標且つ入眠指標であるDPG(distal-proximalskin-temperaturegradient)を算出した.睡眠前後で主観的評価を行った. その結果,卵胞期及び黄体期のいずれもRTにより放熱が促進され, 夜間睡眠中の深睡眠が増加した. とりわけ黄体期では卵胞期に比べ10分程度, 深睡眠の出現時間が延長した. さらに深睡眠の夜間睡眠経過における時間的分布は, 黄体期では睡眠の中後半の時点でも非運動時よりも高く持続し, この深睡眠の持続と同じタイミングで放熱も促進されていた. レジスタンストレーニングは女性の卵胞期において深い睡眠を増加させるだけでなく, 体温が高く体温リズムにメリハリのない状態である黄体期においても, 放熱が卵胞期に比べ持続・促進し, 夜間の深睡眠を増加させる可能性がある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年次計画における今年度の課題を次年度と入れかえて実施したが、ある程度順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も引き続き、研究課題に向けて努める所存である。
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