Project/Area Number |
22K11936
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60030:Statistical science-related
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Research Institution | Gifu College of Nursing |
Principal Investigator |
小澤 和弘 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (20336639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三嶋 美和子 岐阜大学, 工学部, 教授 (00283284)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 対照処理比較実験 / 最適性 / 構成法 / 最適計画 |
Outline of Research at the Start |
農事試験や化学実験等の幅広い分野において、既存の品種等の対照処理(コントロール処理)と比較して新品種等のテスト処理の有効性を推定する際に対照処理比較実験計画が活用されている。 本研究では、対照処理比較実験計画における主効果と交互作用効果を推定する際の最適条件と構成法を提案する。また、最適基準に近い効率性を持ちつつ、実験回数の少ない実用的な対照処理比較実験計画を提案する。さらに、それら対照処理比較実験計画を一元的に集約した構成表を構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
多様な分野における実験や試験等において、既存の品種等の対照処理(コントロール処理)と比較して新品種等のテスト処理の有効性を推定する際に対照処理比較実験計画(treatment-control design)が活用されている。本年度は、一般化最小二乗法による対照処理とテスト処理の効果差の推定が最適基準を満たす条件および構成法に関する研究を継続した。分解可能型の対照処理比較実験計画について、対照処理とテスト処理の効果差の推定に関して一般的に知られているA-最適、D-最適、E-最適などの最適基準を含む一般的最適(universally optimum)を満たす組合せ構造を明らかにし、分解可能型の釣合い型不完備ブロック計画(balanced incomplete block design)を用いた構成法を示した。また、文献等から既知の分解可能型の釣合い型不完備ブロック計画を抽出し、それら計画と今回得られた構成法を用いて最適な対照処理比較実験計画をコンピュータで探索し、実用的に活用するための処理数に応じた構成表の作成を推進した。併せて、最適な対照処理比較実験計画を実践者が容易に使用できるようにするため、処理数に基づいて最適な実験計画が得られる機能を実装したプログラムの作成に関する情報収集を実施した。さらに、一般的最適に近い効果差の推定精度を持つ準最適の対照処理比較実験計画の構成法、それら対照処理比較実験計画の効率(efficiency)を測るための定式化に関する研究を継続した。これまで得られた研究成果について、国際会議における成果発表、および国際的な雑誌への投稿の準備を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
分解可能型の釣合い型不完備ブロック計画を使用することで、効果差の推定に関して一般的最適基準を満たす分解可能型の対照処理比較実験計画を構成できることを示した。また、それら最適計画の具体的な構成法をコンピュータで探索し、実用的に活用するための構成表の導出を継続した。
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Strategy for Future Research Activity |
最適基準を満たす分解可能型の対照処理比較実験計画の具体的な構成表の導出を継続的に推進する。また、準最適な分解可能型の対照処理比較実験計画に関する最適性や構成法、効率性に関する研究を推進する。対照処理比較実験計画を実践者が容易に使用するための機能を実装したプログラムのライブラリの作成を推進する。
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