Project/Area Number |
22K12256
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 62010:Life, health and medical informatics-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
中村 直毅 東北大学, 大学病院, 准教授 (50447132)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 相互運用性 / 医療情報 / 情報連携プラットホーム / FHIR / 情報連携 / 連携プラットホーム / データベース |
Outline of Research at the Start |
本研究では、既存の医療情報システムにおいて相互運用性を向上させるため、HL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)を組み込むための基盤技術の研究開発をする。本基盤技術を実現するためにどのようなアーキテクチャでシステムを構成すればと良いか、実現するために必要となる技術的要素は何なのか、実運用で効果的に機能するためにはどのような制御方法とするのが良いのかなどを明らかにする。研究開発を通して、汎用性のある方式で柔軟にシステム間で連携するための基盤技術の確立を目指すものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、病院内外にある、電子カルテ、部門システム、DWH(Data Ware House)、地域医療連携ネットワークシステムなどと汎用性のある仕組みで柔軟に情報連携を可能とする連携アダプタを実現することを目指し、Apache Camelを用いて、標準化されたEIP(Enterprise Integration Patterns)に基づいて、汎用的な仕組みで、システム連携・システム統合するためのアーキテクチャを研究開発するものである。 本年度は、昨年度設計した全体のアーキテクチャに基づき、電子カルテが保持している患者基本情報、利用者情報、処方情報、予約情報、各種マスタなどの情報をシームレスに連携できる4種類のアプリケーション(①点眼表作成支援システム②外来診療予約可視化・予約システム③母子バーコード照合システム④電子カルテ医師記載データ抽出ツール)をApache Camelを用いてシステムを実装した。Apache Camelを用いて構成した各々の機能が実際の運用の中で効果的に機能するか検証した。 これらの検証では、最初に、富士通製の電子カルテシステムのデータベースソフトウェア富士通社製Symfowareに加えて、オープンソースのMySQLやSQLiteのデータベース間でシームレスに連携可能であることを確認した。また、Apache Camelで提供するREST API実装するコンポーネントを活用して、電子カルテと認証連携する仕組みも容易に実装可能であることも確認した。さらに、Apache CamelのDSL(Domain Specific Language)およびjavaによるプログラミングによって、連携するための処理を簡潔に記述し、柔軟にシステム連携が可能であることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
提案するアーキテクチャに基づいたアプリケーションを実装および運用開始まで進み、機能的の有用性は確認できたが、運用開始後の結果の分析および成果のまとめが遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度および今年度にかけて開発してきたアーキテクチャの最終形を目指し開発を推進する。
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