Project/Area Number |
22K12321
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 62030:Learning support system-related
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
根本 淳子 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (80423656)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 暁子 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (20648969)
竹岡 篤永 新潟大学, 教育・学生支援機構, 特任准教授 (30553458)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 学びほぐし / 授業設計 / ゲーム型学習 / リフレクション / 学習支援 / ゲーム的活動 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、教授設計の学習活動に学びほぐしの活動を中心とした、学習活動の支援手法を構築することにある。「学びほぐし」「ゲーム学習」「リフレクション」の3つの研究知見を組み合わせ、教授設計スキルの向上を狙う点に本研究の学術的独自性と創造性がある。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は授業設計・学習支援法を学ぶ大学生を対象にした「学びほぐし」を取り入れた学習活動の支援手法を開発することである。これまでの学習体験が既成概念(これまでに作り上げられた一般的な考え)として対象者の中に組み入れられていることを踏まえ、「学びほぐし」として既成概念を認識・再認識する活動と、教授設計スキルの向上を目指して他者と学びあう活動を取り入れた学びのデザインについて検討している。 「学びつづけるための『学びほぐし』は専門スキルの向上に寄与するか」という問いに向かい、初年度の活動は学びほぐしを取り入れた活動をどのように作り上げるかについて、その可能性を広げるための調査を中心に取り組んだ。学びほぐしという表現そのままを用いた研究はほとんど存在しない。一方で、既成概念の認識・再認識さらに新たな方向づけを促すという視点で調査を進めていくと、学習発達論やそれに関係する実践活動が応用可能であることが見えてきた。個々の問題ととらえて取り組むのではなく、学び合う共同体の中での動きから新たな価値や視点を発見・創出するアプローチを本研究にどのように組み込むことができるのかの具体については試行が必要であり、次年度に取り組む予定である。既成概念を認識・再認識する活動と、教授設計スキルの向上の両活動には自身の価値や考えを客観的にとらえ学びを深める「多段階リフレクション」と「ゲーム要素を取り入れた学習活動」を含めることを想定している。これまでの調査に続き、先行研究・実践については引き続き調査をしつつ、実践の文脈を意識したデザイン検討を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目は主に、申請アイディアを文献調査で強化しつつ、デザイン要件を洗い出すことを中心に行う計画であり、1年かけて文献と「学びほぐし」の活動になり得る素材収集を中心に行った。その点では、研究の進捗としては予定通りといえる。一方で、2年目にすぐにこれまでの調査の結果をすぐに実践の形に落とし込むことは難しいと想定している。その点を認識しつつ、要件を整理し、試作までを目指していく必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度に先行研究調査と並行に学び手としての実体験を重ねる活動にも取り組んできたので、継続的に学び手として「学びほぐし」の在り方を模索しつつ、デザイン要件を整理していく。チーム内でのやり取りを多く確保し、小さなアイディアを膨らませながら、実現可能な方法を検討していきたい。
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