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コンテンツ制作に宇宙科学データを用いるための技術的な枠組みの検討

Research Project

Project/Area Number 22K12340
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 62040:Entertainment and game informatics-related
Research InstitutionJapan Aerospace EXploration Agency

Principal Investigator

三浦 昭  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (40280557)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywords宇宙科学データ / コンテンツ生成 / コンテンツ利用
Outline of Research at the Start

宇宙科学にまつわるデータや理論等を一般のコンテンツ利用に供するために何をすべきか、その問に答える一つとして、係るデータ提供部分とコンテンツ制作部分との橋渡しについて、技術的枠組みを見出すことを目的として研究を行う。様々なコンテンツ制作に供するために必要と目される要素は多々ある中で、本研究では、関連するデータ等をコンテンツ制作に取り込み、活用するために有用となる部分を追求する。これには、データ等の解析やフォーマットの類や、クライアント・サーバ型の展開を視野に入れた検討も含まれる。

Outline of Annual Research Achievements

関連する研究分野やプロジェクト等における可視化の手法についてとりまとめつつ,一般の可視化等への適用可能性等について検討した.
本研究の目的は,広く宇宙科学にまつわる諸データや理論等の数値化も含む,宇宙科学データを一般のコンテンツ利用に供するために何をすべきか、その問に答える一つとして、係るデータ提供部分とコンテンツ制作部分との橋渡しについて、技術的枠組みを見出すことである。前年度の調査に基づいて,プロジェクト用の内製可視化ソフトウェアの各種機能の中から,一般の3D CGへの適用が可能と思われる要素技術について,具体的な手法の検討を行った.前年度は科学データのWebへの適用やレンダリング精度,表面材質の表現等について検討を行っており,今年度はモデリングを主軸として検討を行った.
天体形状を模擬するにあたって,地形の緩和過程を模擬することの重要性については従前から認識しているところであるが,天体全体についての緩和過程を模擬することは計算量や所用記憶容量に鑑みて,一般の計算機では困難が伴うものであった.このたび局所形状の緩和シミュレーションを時系列に沿って実施することで,計算量や所用記憶容量を削減しつつ天体全体の形状緩和を模擬することについて現実的な見通しが得られた.
同様に,天体全体にわたって均等に詳細形状を生成することは計算量や所用記憶容量の観点で困難を伴うものである.局所的な形状の特性に応じてポリゴンの粗密の変化をつけることや,注目する地点に集中して詳細化することが,リソースの限られた計算環境で形状モデルを扱う上で重要となる.このような形状モデル生成にあたって,中点変位法等のランダムな形状生成を併用しても全球モデルや個々の局所モデルとの間で形状の齟齬が生じないようなポリゴンID付与方法や疑似ランダム形状生成手法についても現実的な見通しが得られた.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の研究実施計画と対比して,以下のような状況にある.
前年度は,コンテンツ制作者が用いると想定される開発環境下で実際に宇宙科学データを取り込み,アプリケーションとして現実的に機能するかどうかの基本的な検証を行ったところであるが,今年度は形状モデル(コンテンツ)制作にあたって,関連プロジェクトで用いられている手法の適用可能性について検討を進めた.
研究実施計画で時系列に書かれていた要素が入り組んで進行しているが,研究課題全体から見て,概ね順調に進行していると判断する.

Strategy for Future Research Activity

今後も,関連分野の調査を行いつつ,本研究に適用可能な要素等の抽出を行う.
これまでに得られた知見によると,宇宙科学分野で用いられている手法の中から汎用のコンテンツ制作に適用可能な手法が抽出可能であることが見いだされたが,逆に計算量や記憶容量が限られた環境下に適用可能な手法は,関連プロジェクト等の,比較的リソースの制限が緩い環境下においても有効に作用することが示唆された.
前年度の成果としても,汎用ソフトウェア上の実装機能が研究・プロジェクト用途として共用可能であるように検討を進めることの有用性が見いだされていたが,今年度の成果も,一般用途と研究・プロジェクト用途の双方で有益な結果が得られることが期待できる.
次年度以降も,かように双方に有益となるような手法や要素技術について検討を進める予定である.

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (5 results)

All 2024 2023 2022

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] 天体形状模擬効率化に係る局所地形の形状緩和に関する一考察2024

    • Author(s)
      三浦 昭 , 諸田 智克 , 菊地 紘 , 和田 浩二
    • Journal Title

      電子情報通信学会大会講演論文集

      Volume: 2024

    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Journal Article] Interactive Visualization of Single Flux Quantum Circuits, a Device Expected to be on Board Spacecraft2023

    • Author(s)
      三浦 昭,松崎 恵一,石田 貴行,田中 雅光,井上 弘士
    • Journal Title

      宇宙航空研究開発機構研究開発報告: 宇宙科学情報解析論文誌: 第12号

      Volume: JAXA-RR-22-009 Pages: 31-40

    • URL

      https://jaxa.repo.nii.ac.jp/records/49187

    • Related Report
      2022 Research-status Report
    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] 自然地形の模擬に係る,形状の構成要素に対するユニーク ID 付与方法2024

    • Author(s)
      三浦 昭 , 諸田 智克 , 菊地 紘 , 和田 浩二
    • Organizer
      2023年度宇宙科学情報解析シンポジウム
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 宇宙科学データに関連するコンテンツ制作支援検討2023

    • Author(s)
      三浦 昭
    • Organizer
      2022年度 宇宙科学情報解析シンポジウム
    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Presentation] 宇宙科学データのコンテンツ制作支援に係る一考察2022

    • Author(s)
      三浦 昭
    • Organizer
      第21回情報科学技術フォーラム
    • Related Report
      2022 Research-status Report

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Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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