Project/Area Number |
22K12355
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 63010:Environmental dynamic analysis-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
佐々木 克徳 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (50604815)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 海面上昇 / 地球温暖化 / CMIP6 / 沿岸水位 / 潮位計 / 西岸境界流 / 黒潮 / 極端現象 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、北太平洋西部の黒潮や黒潮続流といった海洋循環の将来変化による日本沿岸水位の長期的な上昇や沿岸水位の極端現象の振幅への影響を解明するために、観測データ、第六次気候モデル相互比較プロジェクト(CMIP6)の複数モデルのデータや領域海洋モデルを組み合わせた解析を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
日本沿岸水位の地球温暖化に伴う将来変化を調べるために、CMIP6(第六次気候モデル相互比較プロジェクト)の海洋モデルのうち、日本沿岸水位変動をよく再現しているモデルとそうではないモデルの選別を行った。この選別のための基準として、海洋モデルの沿岸水位変動が、潮位計により観測された20世紀の日本沿岸水位の数十年スケール変動(1950年から1970年まで下降、1980年以降は上昇している)をどの程度再現できてるかを調べた。この変動は過去の研究により人為起源の変動であることが指摘されている。当初はCMIP6の54モデルを使用する予定であったが、現在気候と将来気候の両方のデータが得られた30のCMIP6モデルのモデル毎のアンサンブル平均を用いて、日本沿岸水位の数十年変動が再現されているかを相関解析を用いて調べた。その結果、観測データとの相関係数が統計的に90%有意な正の値をなるモデルは8モデルであった。また30モデルの相関係数の分布は正に偏っていた。相関係数が高いモデルの理由を、モデルの空間解像度や日本の地形の再現性の点から検討を行ったが、複数のアンサンブルが存在する以外の明確な理由は得られなかった。また再現性の良いモデルとそうではないモデルで日本沿岸水位の将来変化をSSP370とSSP585シナリオで検討した結果、日本の太平洋沿岸の黒潮が流れる領域で、良いモデルのみを用いた方が将来変化が大きいことがわかった。逆にそれ以外の領域では将来変化の大きな違いは見られなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していたモデルによる日本沿岸水位変動の再現性の検討を行ったため、おおむね順調に進展しているといえる
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度に予備的解析を行った潮位計データや大気再解析データ、CMIP6データを用いた日本沿岸水位の極端現象の将来変化の検討を進める。
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