• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

社会心理的ストレスの放射線被ばく影響修飾効果とリスク軽減策に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22K12386
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 63020:Radiation influence-related
Research InstitutionNational Institutes for Quantum Science and Technology

Principal Investigator

中島 徹夫  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学研究所 福島再生支援研究部, 部長 (80237271)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2023-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords社会心理的ストレス / 放射線影響 / psychosocial stress / radiation effects
Outline of Research at the Start

マウスの縄張り意識を利用した飼育環境による社会心理ストレスの動物実験モデルを用いて、ストレスの放射線影響修飾効果を、機構面、そして長期での老化、疾病、影響予防策の面から解析する。老化促進モデルマウス等を用いて、長期での社会心理ストレスによる放射線影響への修飾効果も解析、ニンニク由来硫黄化合物での予防効果などを解析することで、ストレスの放射線影響への短期、長期での修飾効果機構を明らかにし、硫黄含有化合物のような効用が期待される食由来因子がストレスとの複合効果を含め放射線影響を変化させうるかを検証する。

Outline of Annual Research Achievements

放射線の生物への作用は、被ばく時の環境に影響されることがわかりつつある。社会心理的ストレスは医療従事者や放射線業務者等の作業体制中で生じる可能性があるが、社会心理的ストレスによる放射線被ばく影響への修飾効果については十分な知見がない。老化促進モデルマウス等を用いて、対面による社会心理的ストレスの放射線影響への短期、長期での修飾効果機構を明らかにし、長期での老化、疾病、影響予防策の面から解析する。SAMP10という老化促進マウスにおいて我々は照射のみでは生じない4Gy照射後短期での急性被ばく死がストレス下では生じることを明らかにした。令和4年度では、より低い線量域での効果、ストレス下3Gy照射後3週間での変化指標を探索した。実験観察マウスでは脾臓重量がストレスで重量が増加したが、照射で下がっていた。一方で肝臓重量がストレスで大きくなったが、照射によってその上昇はあまり下がらなかった。また胸腺の減少傾向がストレスと放射線でみられた。加えて長期での観察系を得ることを試みた。ストレス下での3Gy照射での観察を行ったところ短期ストレス下で死亡した個体が今回数匹見られた。照射後1週間程度以内での死亡なので以前見られた骨髄死関連の時期ではないと考えられたが、死亡個体では闘争によるものには見えないものの内出血のような跡が背部に観察された 。3Gy照射後ではこれら短期死亡マウスの他には、その後の長期の観察で照射後5か月における生存率について照射と照射+ストレスの間で顕著な差は見えていない。臓器や血清サンプル等の解析を行う必要がある。
今回、以前のSAMP10マウスではみられない感情の不安定傾向が観察され、対面開始時の闘争も見られた。系統内に遺伝的変化が見られた可能性もあるのではと考えている。研究計画途中での廃止終了となってしまったが、組織内関連部署等とも相談など行い、本成果の活用は検討したい。

Report

(1 results)
  • 2022 Annual Research Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi