Project/Area Number |
22K12520
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Kyoritsu Women's University |
Principal Investigator |
佐原 彩子 共立女子大学, 国際学部, 教授 (70708528)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 難民 / 英語教育 / アメリカ / アメリカ社会 / 英語 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、アメリカにおいて、冷戦下に積極的に受け入れられた非英語母語者であるキューバおよびインドシナ難民の受け入れが、アメリカ社会における文化適応、とくに英語教育のあり方をどのように変容させてきたのか、そして難民が学ぶべき英語像がどのように成立し、どのように広がっていったのかについて、史料調査にもとづき歴史的に明らかにすることを目的とする。時代的には、1960年代から1980年代後半までを中心とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
8月6日から13日にカリフォルニア大学バークレー校へ史料調査に行くことができた。バンクロフト図書館で、難民への英語教育に従事した人の難民への聞き取り調査などの史料が所蔵されていたため、その調査によって実際に英語を教えていた状況などについての理解を進める一助となった。また、カリフォルニア大学バークレー校でエスニックスタディーズ学科教授、キャサリン・セニーザ・チョイ先生に会うことができ、アジア系アメリカ研究の動向について意見交換することができた。カリフォルニア大学バークレー校のエスニックスタディーズ学部の図書館にも関係資料があることがわかった。定住政策と語学教育についての関連史料を同校ドー図書館でも閲覧することができたため、教育内容などについてさらに理解が深まった。さらに滞在中に、カリフォルニア大学マーセッド校のマ・ヴァン准教授とキット・マイヤーズ准教授にも、サンフランシスコで会うことができ、難民研究およびアジア系アメリカ研究について、難民定住政策と英語教育の研究動向などについて意見交換することができた。こうした調査研究を踏まえて、来年明石書店から出版予定のアジア系アメリカ研究のなかの3章と、チョイ先生の著作、Asian American Histories of the United States(Beacon Press, 2022)の翻訳作業を進めることができた。さらに史料調査結果をふまえて、論文執筆を準備している。来年春にOffice of American Hisotiransの大会がシカゴであるため研究発表を実施し、それをふまえて論文として執筆し投稿したいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響で海外調査へ行くことが難しかったこと、円安により滞在費用の高騰など史料調査についての計画変更を見直さなくてはならなかったことが進捗状況に影響を与えたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年は最終年度となるため、史料調査結果をふまえて、論文執筆を行い、学会誌へ投稿したいと考えている。春にOffice of American Hisotiransの大会がシカゴであるため、そこで研究発表を実施し、論文としてまとめたいと考えている。
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