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戦後広島・長崎の〈復興〉の歴史的考察――キリスト教徒の活動を中心に――

Research Project

Project/Area Number 22K12569
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 80010:Area studies-related
Research InstitutionTama University

Principal Investigator

桐谷 多恵子  多摩大学, グローバルスタディーズ学部, 専任講師 (30625372)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Keywords原子爆弾 / 広島 / 長崎 / キリスト教 / 復興 / 信仰 / 生活者 / 原爆
Outline of Research at the Start

本研究は、戦後広島・長崎におけるキリスト教徒による〈復興〉活動について、歴史的に
検証を行う。キリスト教徒が被爆地で〈復興〉活動をどのように着手して実行していたのか、本研究は占領軍との関わりに着目しながら、当事者たちの証言と史料を軸に、戦後広島・長崎の〈復興〉史を考察し描写していく。

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、戦後広島・長崎におけるキリスト教徒による〈復興〉活動について、歴史的に検証を行っている。キリスト教徒が被爆地で〈復興〉活動をどのよ うに着手して実行していたのか、本研究は占領軍との関わりに着目しながら、本年度においても当事者たちの証言収集と資料調査に取り組んだ。具体的には、戦後広島の教会の復興に取り組んだ牧師の個人史料や関係者への聞き取り調査を行った。また、カトリックの神父の回顧録をはじめ、広島における戦後のカトリックの動きを調査した。関係者に提供いただいた資料の読み込み、整理も行った。その作業になかで戦後の日本社会におけるキリスト教の位置づけを確認した。
長崎市内でも復興に尽力した神父のご遺族から貴重な史料を一部ご寄贈いただいているため、その資料を手がかりに文献調査や史料調査を引き続き行った。これからの聞き取り調査や資料調査から、被爆地におけるキリスト教徒の人びとが求めた救援や支援、目指した〈復興〉について 調査し、分析に取り組んだ。
今後は、引き続き、広島・長崎の教会の復興に取り組んだ関係者の個人史料や関係者への聞き取り調査を行う予定である。また、広島市内の公文書館をはじめ資料調査を本格的に引き続き行う予定である。また、広島市内の公文書館をはじめ資料調査を引き続き行う予定である。原爆や戦後の復興を体験、経験している広島・長崎のキリスト教徒の方々への聞き取り調査を積極的に行い、記録として残す作業にも取り組んでいく。その記録の際には、証言するご本人たちが大切に思っていることを積極的に記録していく方針である。さらに、証言を通して調査するべき資料が分かる機会が多いため、証言した年代の新聞記事や回顧録などをあたっていく所存である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当該年度においては毎週土曜日に多摩大学の講義を担当するなど勤務大学における学内業務が当初想定していた以上に重かったため、所属学会の研究大会に出席することや発表する機会に制限が生じた。更に、大学業務(週末の入試対応など)の負担が重かったため、科研の研究調査に時間を費やすことができなかったことも大きなダメージであった。
自身の所属する大学によって、研究環境の違いが生じたことで研究に取り組むことが困難であった一年であった。
予定していた調査のスケジュールに比べて、出張調査へ出かけることができなかったので、計画よりやや遅れてしまった。

Strategy for Future Research Activity

今後は、引き続き、広島・長崎のキリスト教徒の復興に取り組んだ人びとの個人史料や関係者への聞き取り調査を行う予定である。また、引き続き広島市内の公文書館をはじめ資料調査を本格的に行う予定である。長崎においては、復興に尽力した神父のご遺族から貴重な史料を一部ご寄贈いただいたので、これを手がかりに、資料保存環境が十分に行き届いていないため、様々な方面から資料調査にあたっていく。また、戦中・戦後を知るキリスト教徒の方々への聞き取り調査を積極的に行い、記録として残す作業にも取り組んでいく。資料調査、聞き取り調査をさらに進めることで、被爆地におけるキリスト教徒の人びとが目指した〈復興〉について調査し、分析を行っていく。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2024 2023 2022

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] ヒロシマはいかなる「平和」を示そうとしてきたか:1947年から1950年代における広島市長「平和宣言」の基礎的分析から2024

    • Author(s)
      福島在行、桐谷多恵子
    • Journal Title

      多摩大学グローバルスタディーズ学部紀要

      Volume: 16 Pages: 1-25

    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Journal Article] 広島の観光における被爆者証言活動の意味:切明千枝子さんの修学旅行への対応経験を中心に2023

    • Author(s)
      桐谷多恵子
    • Journal Title

      多摩大学グローバルスタディーズ学部紀要

      Volume: 第15号 Pages: 21-35

    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Journal Article] 「切明千枝子さんの思想とその個人史的背景ー講演をより深く読み込むためにー」2022

    • Author(s)
      桐谷多恵子
    • Journal Title

      長崎総合科学大学 長崎平和文化研究所『平和研究』

      Volume: 第42集 Pages: 35-53

    • Related Report
      2022 Research-status Report

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Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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