Project/Area Number |
22K12689
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology (2023) Shizuoka Institute of Science and Technology (2022) |
Principal Investigator |
定国 伸吾 神奈川工科大学, 情報学部, 准教授 (00454348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 信也 順天堂大学, 健康データサイエンス学部, 教授 (60714524)
松田 崇 静岡理工科大学, 情報学部, 准教授 (20781454)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 定点カメラ / 風景画像 / 観光地推論 / 情報デザイン / 風景 / 映像 / データサイエンス / 機械学習 / 観光資源 |
Outline of Research at the Start |
本申請では、定点カメラを通じて風景画像をアーカイブし、その風景の色合いやテクスチャの予測を試みる。またさらに、これらのアーカイブを活用し、「風景の素材化」とその応用として情報デザインに関する研究・実践をおこなう。 風景の鑑賞において、その風景が「いつどこでどのように見えるか」の情報は重要であり、さまざまな風景に、予測という形でこれらの情報を付すことが可能となる本研究は、日常の風景を鑑賞対象に変えうる可能性を持つ。 また、記録した風景画像からデザイン素材を抽出する試みも地域に新たな資源を生み出す可能性を秘めている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は3人の研究者で進めており、それぞれの実績について以下にまとめる。 定国は定点映像からの素材化について検討と試作を行った。これまで、定点撮影された一枚の画像に含まれる空のグラデーションを素材化する手法を提案してきたが、新たに物体検出アルゴリズム(YOLO)を利用し、画像内に含まれる特定の物体の色彩を利用することや、物体をトラッキングしてその軌跡を素材化する手法について検討し、システムの実装を行った。また、特定の日時の色合いを素材化することを念頭にColor Transferアルゴリズムを活用したシステムも実装した。 水野は風景画像を利用した観光地推薦モデルの構築を行った。風景画像を利用した観光地推薦モデルは先行研究として存在しているが、色を利用した研究はない。そこで前期には色・観光種別・位置情報を加味し、AHP(Analytic Hierarchy Process)を利用して推薦するモデルを構築した。後期にはユーザアンケート結果を画像生成AIを利用して画像化し、モデルに組み込んだ。生成AIを利用することで、アンケートだけでは見えないユーザが希望する観光地を潜在的に明らかにし、推薦することが可能となった。2023年度に得られた結果を論文にまとめ、2024年度に投稿予定である。 松田は素材活用のための情報デザインについて検討を実施した。情報をデザインするためには地域ごとの特徴を解明する必要があり、今年度は素材が持つデータの違いから地域ごとの特徴を解明することに着目して研究を進めた。具体的には、複数箇所から入手した石を走査電子顕微鏡「JSM-IT100 InTouchScope」を使用して含有成分の解析を行った。分析の結果、予想通り石の素材構成には違いがあり、これらの分析結果を基にした情報デザインの可能性について検討を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は主に、A.記録、アーカイブ手法の確立(記録デバイスの拡張、公開されているライブストリーミング映像の活用など)、B.予測手法の確立、その予測の応用(情報デザイン、インタラクションデザイン)、C.素材の生成手法の確立、その素材の応用(情報デザイン、インタラクションデザイン)に分けられるが、当初計画に対して、B、Cについて、やや遅れが生じている。当初の計画では、B、Cの応用やデザインへの適応を実施について完了することを想定していたが、現段階もこれらの検討と試作を実施している段階であり、具体的な応用例の生成に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の2024年度計画つぎのとおりであった。 B:分担者水野は、2023年度中に確立した予測手法の改善や適応範囲の拡張を試みる。代表者定國と、分担者松田は得られた予測を活用した情報デザイン、インタラクションデザインを実装する。C:代表者定國は、2023年度までに確立した素材生成の手法の改善を試みる。代表者定國と、分担者松田は、2023年度に開発した素材を利用した情報デザイン、インタラクションデザインの実装をおこなう。 概ねこの計画に基づき研究を進める。ただし、現在までの進捗状況の項目で述べた遅れが生じており、これらの項目については、2023年の課題を2024年の課題と並行し、進捗していく必要がある。遅れが生じている課題については、研究者間の連携が重要な部分であることから、研究会の定期的な実施など、研究者間でのコミュニケーション機会を昨年度より活発化させていくこととしている。
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