心房細動患者における身体活動量および体組成が左房リモデリングに与える影響
Project/Area Number |
22K12859
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90130:Medical systems-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中西 弘毅 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80835140)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 体組成 / 心房細動 / カテーテルアブレーション / 左房リモデリング / 身体活動量 / 体脂肪 |
Outline of Research at the Start |
心房細動は日常臨床において最も頻度の高い不整脈であり、加齢とともに増加する。近年の疫学研究で、身体活動量の低下が心房細動発症の重要なリスク因子であることが示された。本研究では、身体活動量や体組成が心房の形態・機能に与える影響を検討することにより、超高齢社会で急増する心房細動の発症や再発予防を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
心房細動は最も頻度の高い持続性不整脈であり、本邦での患者数はまもなく100万人をこえると予想されている。特に高齢者では、その有病率が高く、心房細動の発症は心不全リスクを上昇させる。また心房細動の病期の進行に伴い、心不全リスクは上昇する。日常診療において、洞調律の維持を目指すカテーテルアブレーションの有用性が高まっているが、治療後の再発や心不全は依然として大きな課題であり、そのハイリスク患者の検出に心房形態・機能評価の有用性が示唆されている。 一方、近年の疫学研究で、身体活動量の低下が心房細動発症の独立したリスクであることが示された。我々は、心房細動症例における身体活動量の低下は体脂肪の増加や筋肉量の低下を介して、左房リモデリングやカテーテル治療後の左房形態・機能回復(リバースリモデリング)に重要な影響を及ぼすと考え、現在研究を進めている。これまでの継続した研究の結果、心房細動の重症度に伴い、左房予備能が低下すること、さらに左房スティフネスが心不全と強く関連する左房高血圧を予測できることを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在得られたデータの解析を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き解析、さらに論文作成を進める方針である。
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Report
(2 results)
Research Products
(18 results)