Project/Area Number |
22K12929
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90150:Medical assistive technology-related
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Research Institution | Southen Tohoku Research Institute for Neuroscience |
Principal Investigator |
齋藤 真 一般財団法人脳神経疾患研究所, 脳神経外科, 研究員 (80582824)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 正常圧水頭症 |
Outline of Research at the Start |
特発性正常圧水頭症は、髄液シャント術により症状改善が期待される疾患である一方、治療効果に関しては個人差が大きく、シャント術による効果が十分に得られない症例が少なからず存在する。術前診断の技術は以前に比して洗練されつつあるが、手術の効果を事前に予測する方法は未だ確立されていない。本研究の目的は、神経画像を用いることで、正常圧水頭症患者のシャント術による治療効果を、患者個人のレベルで予測することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
MR Elastography (MRE) は、主に人体組織の粘弾性を非観血的に評価可能な手法であり、肝硬変の精査等に使用されている撮像手法である。一般の臨床で使用されてはいないものの、先行研究では肝臓だけでなく脳に対してMREを用い、脳腫瘍の粘弾性の評価等が行われている。本研究では、正常圧水頭症患者のシャント術の治療効果を術前から予測し得る指標であるとの仮説の下、正常圧水頭症患者に対して脳のMREを撮像する方針とした。 一方、現段階では撮像する際に必要となる頭部撮像用の振動子が準備できておらず、今後もMREを撮像可能な条件が整わない可能性があるため、本年度は画像上の指標をCallosal angleの縦断的な評価を主に行った。Callosal angleであれば現在の設備でデータ取得が可能である。 本年度は主に特発性正常圧水頭症患者を対象に、シャント術前の1ヶ月以上間隔を空けた2点でMRIを取得し、またシャント術後約6ヶ月経過後に再度MRIを撮像し、各点でのCallosal angleを計測した。計測法は過去の文献に倣った。 現時点では3点全て計測しえた患者は2例に留まり、今後のデータ蓄積が必要であるが、2例の傾向としては、術前の2点でCallosal angleの狭小化が共に進行しており、水頭症による画像上の変化が確認された。また、シャント術後に臨床症状が共に改善し、Callosal angleは共に鈍化しており、画像上も改善している事が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究開始後約2年を経過したが、二次性正常圧水頭症、特発性正常圧水頭症、共に症例登録が極少数に留まっており、目標には凡そ到達していない。またCallosal angleの縦断的評価を完遂するためには長期的なフォローアップを要するため、今後もデータ蓄積には多くの時間が必要と思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
頭部のMR Elastographyを撮像するための振動子を別個に作成し入手する必要がある可能性があり、場合によっては振動子の作成に時間を要する。 振動子が使用可能になり次第、撮像を開始する予定であるが、使用できない場合はCallosal angleの経時的変化等、現在入手可能なデータを用いて解析する必要がある。
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