頭部姿勢制御装置の開発と視覚障碍者歩行誘導システムへの応用
Project/Area Number |
22K12945
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90150:Medical assistive technology-related
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
梶川 伸哉 東北学院大学, 工学部, 教授 (80290691)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 頭部回旋 / 歩行誘導 / 視覚障害者 / 視覚障害 |
Outline of Research at the Start |
頭部回旋装置を用いた視覚障碍者向け歩行誘導システムを開発する。対象とする頭部運動はYawとRoll運動である。これの運動に連動して体幹姿勢が変化し、結果として歩行方向が変わるという知見に基づくものである。それぞれの運動を生成させる頭部装着型の装置を開発し、歩行への影響と効果的な姿勢制御アルゴリズムを構築する。 一方で、歩行環境をセンシングするシステムの開発も行う。こちらは深度カメラから得られる距離情報を用いて、安全な歩行経路を探索する機能を開発する。 最終的には、頭部回旋装置と環境センシング機能を一体化し、ウエアラブルな歩行誘導システムを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は頭部の向きを制御する装具の試作を行い、その性能の評価を行った。また、装具を装着し、歩行中に強制的に頭部の向きを変えた場合の歩行への影響について解析した。製作した装具は、両肩で支持された頭部を囲うU字型のフレームをモータで回転させるものである。この回転により頭部の向きを制御する。頭部の強制回旋では、その安全性を確保するためには穏やかな回旋パターンが必要と考えた。そこで、躍度最小モデルを利用し、時間と目標角度を設定することで頭部の回旋パターンを生成した。検証実験としては、2秒で頭部を30度、45度、60度回旋する制御を行うこととした装着実験によって安全かつ安定的に向きを制御でき、装着者からも違和感、恐怖感のない回旋運動であったとの意見を得た。 次に、歩行時に装具を用いて強制的な頭部の回旋を行う実験を行った。その結果、頭部の回旋角度に応じて、歩行方向の変化量も大きくなる傾向が確認された。これにより、頭部の向きによる歩行誘導の可能性が確認できた。一方で頭部回旋終了後もその向きに頭部を固定したままの場合、頭部と体幹のねじれが解消しない状況がつづく。そのため、頭部とのねじれを解消するよう体幹の回旋運動が継続して発生し、結果として歩行軌跡が円を描くようなものとなるケースが確認された。この結果から、目標とする方向に歩行方向を安定化させるためには頭部回旋が目標角度に達した後、速やかに体幹正面へ頭部を復帰させることが必要であることが確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
頭部の向きを制御する装具の試作が完成し、安定した頭部の向きの制御ができることを確認できた。また、頭部の回旋制御により歩行方向を調節できることが確認できた。
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Strategy for Future Research Activity |
頭部の回旋運動と歩行方向の関係について詳細に解析を行い、その結果から、頭部回旋アルゴリズムを構築する。また、その効果について実験を通して検証する。 さらに、実際の歩行誘導においては、装着者周囲の状況や目的地との位置関係を把握することが必要になると考えられる。そのため、カメラや自己位置計測用のセンシングシステムとの連携が必要になると考える。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)