Project/Area Number |
22K13166
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
半沢 蛍子 東京理科大学, 教養教育研究院野田キャンパス教養部, 准教授 (20755772)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 繰り返し練習 / 練習(学習)スケジュール / 全体練習 / 部分練習 / 発話生成モデル / 発話流暢性 / 分散練習 / スピーキング能力 |
Outline of Research at the Start |
日常的に英語に触れる機会の少ない日本において、英語を用いてスピーキング活動を行えるのは主に授業時間内に限られている。そのため、授業時間の中でどうすれば効果的にスピーキング能力を上げられるかは重要な教育的な問題である。この問題に対処する一つの方策として、効果的な練習スケジュールの解明に近年焦点が集まっている。こうした最新の研究の流れの一環として、本研究では「全体練習」と「部分練習」の効果を比較し、効果的にスピーキング能力を上げられる練習の特徴を解明するのが本研究の目的である。本研究が完成することで、限られた授業時間の中で効率的にスピーキング能力を向上させるための練習方法を提示できると考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究はスピーキング能力を向上させるための効果的な練習スケジュールを解明することを目的としている。日常的に英語に触れる機会の少ない日本において、英語を用いてスピーキング活動を行えるのは授業時間内に限られているため、限られた授業時間の中でどうすれば効果的にスピーキング能力を上げられるかは重要な教育的な問題である。これまでこの分野では、認知心理学の知見を応用し、分散学習や拡張分散学習、均等分散学習、縮小分散学習が研究されてきた。本研究ではこれまで語彙研究で研究されてきた「全体練習」と「部分学習」をスピーキング学習に応用し、どちらの練習がより効果的に第二言語(英語)のスピーキング能力、特に発話流暢性を向上させるかを研究している。発話流暢性は英検やTOEFLなどの英語検定試験にも採用されているスピーキング能力を示す指標の一つであり、効果的な練習を行うことで短期間でも変化することが分かっている。 2023年度は前年度に行なったスコーピングレビューをアメリカ応用言語学会(AAAL)で発表し、多くの研究者から有益なフィードバックを得ることができた。さらにこのレビュー研究の結果をもとに、実験のデザイン、実施を行なった。研究者が所属する大学の英語授業を履修している学生(90名)を「全体練習群」と「部分練習群」に分け、それぞれ4回の練習を連続して行なってもらい、発話の録音をおこなった。その後アンケートを実施し、練習中に注意した点、また練習に対するエンゲージメントを調査した。現在、録音のアノテーションを行い、その測定結果をもとに発話流暢性を数値化することを進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は実験のデザインの立案から実験実施までを行うことができ、2022年度の遅れをある程度取り戻すことができたと評価している。また2022年度におこなったスコーピングレビュー研究の発表を行い、他の研究者から有益なフィードバックを得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は録音データの書き起こしと分析を行うことを主目的としている。今年度のデータ収集で予想以上の人数の(90名のデータ)が採取できたため、書き起こしにはこれまで想定していた以上の時間がかかると予想しているが、できる限り早く完成させるため、リサーチアシスタントの雇用を含めて検討をしている。
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