Project/Area Number |
22K13176
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋山 友香 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (40825072)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 多様性 / Eタンデム / 英語 / 日本語 / 国際理解 / グローバル / 談話分析 / コーパス分析 / 異文化理解 / 第二言語習得 / ビデオ会話 |
Outline of Research at the Start |
「Eタンデム」とは異言語・異文化背景を持った学習者同士が互恵関係に基づいて互いの言語や文化を教え合う学習方法である. 過去の研究では, Eタンデムは異文化理解にある程度の効果はあるが, 国民国家(nation-state)レベルの文化比較しか行われない場合, 文化のステレオタイプ化に繋がる可能性があることがわかった. 本研究は, 国内に存在する多様性への気付きを促し, 異文化能力(intercultural competence)を発達させるためのEタンデム教育を開発することを目的とする. この新しいEタンデム教育の開発により, 英語教育の発展やグローバル人材の育成に繋がることが期待される.
|
Outline of Annual Research Achievements |
Eタンデムとは、ZoomやEメールなどのオンラインツールを用いて、自分の母語を学習している相手と互恵関係に基づいた国際コミュニケーションをすることである。これまでの研究では、Eタンデムが国際理解を促す一方、その理解が表面的で、国民国家(nation-state)レベルの文化比較しか行われないため、文化のステレオタイプ化が起こる可能性も指摘されている (e.g., O'Dowd, 2019)。そこで、本研究では、日本で英語を学んでいる学習者とアメリカで日本語を学んでいる学習者のペアにZoomでコミュニケーションをしてもらい、(1) 文化の多様性に関する議論が行われたのか、そして、(2) 行われた場合、どのような内容が、どのような言語リソースを用いて話されたのか調べるため、談話分析とコーパス分析をする。そして、その結果を学習者に提示することで、多様性に関する議論を増やすことができるのかという実証実験を行う予定である。具体的には、focused instruction (e.g., Vyatkina, 2007; Vyatkina & Cunningham, 2012; Cunningham, 2016) という言語教育の手法をEタンデムにおける異文化教育に当てはめ、その効果を調べる予定である。
2022年は産休・育休を取得したため、2022年の秋学期に計画していたEタンデムプロジェクトを延期することになった。育休から復帰後にデータ収集を再開する予定である。最終的には、異文化能力 (intercultural competence) を発達させるための新たなEタンデム教育を提唱し、英語教育の発展、グローバル人材の育成、さらには留学の意義を見直すきっかけに繋がるような研究を遂行する計画である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年は7月から産休・育休を取得したため、2022年の秋学期に計画していたEタンデムプロジェクトを延期することになった。
|
Strategy for Future Research Activity |
育休から復帰し次第、データ収集を再開する予定である。
|