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マイノリティ集団間の経済関係:近世ハンブルクのスファラディとアシュケナジの事例

Research Project

Project/Area Number 22K13439
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 07070:Economic history-related
Research InstitutionGakushuin University

Principal Investigator

竹原 有吾  学習院大学, 経済学部, 教授 (80823591)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywordsポルトガル / イベリア半島 / 商人 / 交易 / スファラディーム / アシュケナージム
Outline of Research at the Start

イベリア半島からハンブルクへ逃れてきたスファラディームと、それからまもなくしてプロイセンやポーランドなどの都市から、ハンブルクやアルトナへ進出してきたアシュケナージムは、どちらも同じ宗教的なマイノリティのユダヤ教徒であったが、両者は経済的・社会的にどのような関係にあったのか。またそれぞれキリスト教徒とはどのような関係を築いていたのか。そうしたキリスト教徒との関係が、スファラディームとアシュケナージムという同じユダヤ教徒同士の関係にどのような影響を与えていたのかを具体的に検討していく。

Outline of Annual Research Achievements

本年度は前年度までの研究を踏まえて、さしあたりイスラエルで史料調査を実施し、史料の分析に入る予定であった。しかしながら、史料調査を計画していた時期にイスラエルに対するハマスの攻撃があり、史料調査を予定通り行うのは難しいと判断し、渡航を断念することになった。けれどもイスラエルでの史料調査に向けた準備を進めるのにあたって、研究に役立つ可能性のある史料がまだ他にも存在することがわかり、またそれらがヨーロッパ各国のどの史料館で保管されているかなど確認することができた。今後は、そうした史料の存在を前提に研究を進めていくことにしたい。
史料調査はできなかったが、文献を活用した研究を進めていく中で、先祖が同じイベリア半島で生活していたユダヤ人であっても、その後イベリア半島から移り住んだ西欧の都市の中では、先に渡ってきた者と、他の地域を経由して何世代かあとに渡ってきた者とで区別がされていたことがわかった。本研究のテーマとしているアシュケナジームとスファラディームの関係以外にも、同じユダヤ人の間で別の区別も存在したことが明らかになったことから、より細かくユダヤ教徒同士の社会的および経済的な関係を見ていくことの必要性に気付かされることになった。またドイツ国内では、アシュケナジの宮廷ユダヤ人と同様に、スファラディの宮廷ユダヤ人も活躍していた事例があり、さまざまな文献を調べていく中で、そうした事例について見ていくことができた。今後、この宮廷ユダヤ人の事例とハンブルクのスファラディームの事例を比較することによって、ハンブルクのスファラディームの置かれていた社会の特徴についてより詳しく解明することができればと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

予定していたイスラエルへの史料調査を実施できなかったため。

Strategy for Future Research Activity

スファラディームに加えて、ハンブルクに渡ったアシュケナジームについても、史料の収集や分析を進めるなどして、より詳しく調べていくことができればと考えている。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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