Project/Area Number |
22K13489
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Rissho University (2023) Kansai Gaidai University (2022) |
Principal Investigator |
川村 悟 立正大学, 経営学部, 准教授 (90779878)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 中小企業 / 経営支援 / 実証研究 / 経営学 |
Outline of Research at the Start |
感染症流行など中小企業を取り巻く経営環境は複雑化している。そのような状況を受けて、経営者と有識者が共に課題解決を図る「中小企業に対する人的支援」が注目されている。特に人口減少や経済低迷に苦しむ地方において支援強化を望む声が強い。しかし、同分野には特定のアプローチに偏重し、多様性を欠いている学術的課題がある。ゆえに仮説検証の過程を通じて社会課題の解決策を探る実証的研究の成果が期待されている。中小企業支援に携わる組織を対象とした調査を行い、なぜ高水準の支援を実現できるのかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は日本国内を中心とした中小企業支援を対象としており、そのうち特に人的支援を伴う活動に注目している。人的支援とは中小企業の経営課題について有識者が診断・助言を行うことと捉えている。本研究では中小企業の人的支援に取り組む団体・機関を対象とした調査を必要としている。研究協力を得るために関東周辺の団体・機関を中心に訪問した。中小企業診断協会、商工会議所、金融機関、中小企業家同友会などの有識者と意見交換を行った。具体的な一例として、研究協力先である埼玉県中小企業診断協会と複数回の意見交換を行った。同会関係者は、人的支援に関する事例を豊富に有しており、今後も引き続き交流を図ることで本研究の成果に好影響をもたらすと考えている。 また、これまでの調査結果について学会発表を実施した。日本経営診断学会全国大会において、人的支援に関わるテーマで発表し、有識者と意見交換を行った。発表を通じて得られた知見については今後の研究計画に反映させたいと考えている。 次年度以降も団体・機関に対するフィールドワークを中心的な取り組みとして考えている。現在、複数の団体・機関と協力関係を構築しているが、さらに協力者を増やすことができないかを模索していきたい。また、すでに協力関係を構築している団体・機関についても、これまでと異なるフィールドワークを試みたい。今年度の活動で得られた蓄積を次年度以降に活かしていくつもりである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属変更に伴い、令和5年度は研究環境が大きく変化した。新たな環境に適応するため、一定の時間を要したと考えている。たとえば、研究協力者との人脈構築などに例年以上の工数を割かざるをえなかった。次年度については、今年度築いた人脈を活用して進めたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
中小企業の人的支援に取り組む団体・機関を対象としたフィールドワークを重点的に行いたい。研究成果を高めるためにはインタビューに注力すべきと考えており、今後も団体・機関に対して働きかけていく。また、今年度と同様、研究会・学会などの発表についても積極的に検討していきたい。
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