Project/Area Number |
22K13492
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07090:Commerce-related
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Research Institution | Osaka University (2023) University of Tsukuba (2022) |
Principal Investigator |
五十嵐 未来 大阪大学, 大学院経済学研究科, 講師 (30925326)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 消費者間相互作用 / 社会ネットワーク / ソーシャルメディア / ユーザー生成コンテンツ / ベイズモデル / 電子商取引サイト / C2C市場 / 機械学習 / 消費者行動モデル / ECサイト |
Outline of Research at the Start |
ソーシャルメディアなどが発達したことで、消費者間の相互作用が消費者行動に大きな影響を及ぼしている。しかし、消費者間の相互作用が消費者個々の行動に対してどのような影響を持つかは未解明である。当該課題を解決するには、データの大規模性、非構造データの定量化困難性、消費者行動の多様化などに対応しなければならない。本研究では、機械学習など複数の分野で蓄積された理論および知見を融合して上記の課題に対処し、ECサイト上の口コミの影響を受ける購買行動、ソーシャルメディア上の友人の影響を受ける投稿行動、C2C市場における消費者の出品行動のモデル開発に取り組み、マーケティング分野へ貢献できる知見を抽出する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、消費者間の相互作用がソーシャルメディアでのコンテンツ投稿行動やネットワーク形成行動に影響を与えるという構造を解明するため、統計モデルの構築と実データへの応用分析を行っている。本年度は、ソーシャルメディア上でフォロー関係にあるユーザーの投稿行動によって自分自身が投稿するコンテンツの内容がどのように変化するかを表現した統計モデルの研究についてこれまでの成果をまとめ、当該分野でのトップジャーナルに位置する海外学術雑誌に投稿した。また、ソーシャルメディア上では、ユーザーはコンテンツを投稿するだけでなく、他ユーザーとのネットワーク形成も行っており、そしてそれらの行動は互いに影響し合っていると考えられている。自分自身や他ユーザーのこれらの行動が互いに影響し合いながら変化していくといういわゆる共進化構造を表現したモデルに関する研究では、共同研究によって提供された実データを用いた実証分析を進めており、その成果を海外学会で報告している。さらに、これまで継続していた上記の二つの研究プロジェクトに加えて、本年度はソーシャルメディア上でのコンテンツの投稿行動と閲覧行動という二面性を持つ行動モデルに関する研究も新たにスタートさせた。当該プロジェクトの進捗としては、提案モデルの構築とシミュレーションデータを用いた推定アルゴリズムの検証が完了し、その提案手法に関して国内学会で報告しており、現在は提案手法の実データへの応用分析を進めているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の方向性に関しては利用予定であったデータセットの変更があったものの、研究の進捗自体はおおむね順調であり、予定していた研究プロジェクト計3件のうち、1件は国際学術誌に投稿済みで現在修正作業中であり、うち1件は実証分析が概ね完了しているため学術論文に成果をまとめる作業に入っており、残りの1件についても最終年度に実証分析を終わらせて論文にまとめる準備が整っている。したがって、本研究課題全体の進捗状況としては概ね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度はこれまでの研究成果をまとめて国際学会等で報告するとともに、国際学術誌への投稿を目指して研究成果を整理して論文化の作業を進めていく。
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