Project/Area Number |
22K13511
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07100:Accounting-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
天野 良明 京都大学, 経営管理研究部, 准教授 (40910914)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 合併・買収(M&A) / 合併アノマリー / 会計情報 / M&Aのパフォーマンス / 非財務情報 |
Outline of Research at the Start |
本研究は, 合併・買収(M&A)が企業の将来業績へ与える影響について, 投資家がどのように予測を行っているのかをサーベイ調査および実証分析により明らかにするものである。先行研究は, M&A公表時の短期的な株価の変動が, 長期的な株価や業績と必ずしも一致しない, すなわち, 投資家が公表時点ではM&Aがもたらす効果を正しく予測できていないことを報告している。本研究は, 投資家がどのようにM&Aを評価しているのか, どのような会計情報があればより正確な評価が可能になるのかを明らかにし, 新たな学術的知見を提供するとともに, 会計情報の開示について実務的な示唆を提示することを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、合併・買収(M&A)が企業の将来業績へ与える影響について、投資家がどのように予測を行っているのかをサーベイ調査および実証分析により明らかにするものである。本年度は、経営者のナルシシズムと合併・買収(M&A)における情報開示および企業のパフォーマンスの関連性を調査した。従来の研究では、ナルシシズムと企業のパフォーマンスや開示される会計情報との関連が指摘されているが、M&Aが行われる際の経営者のナルシシズム、会計情報のトーン、そしてその後のパフォーマンスとの間の関連についてはほとんど研究されていなかった。本研究では、日本の上場企業138件のM&A取引をサンプルとして使用し、経営者のナルシシズムがM&Aのプレスリリースでの開示内容のトーンと正の関連があることを示している。また、ナルシシズムは発表後2日間の短期株価リターンと正の関連があり、一方で開示内容のトーンは発表日の株価リターンのみに正の関連が見られることがわかった。ナルシシズムと長期的な株価パフォーマンスとの間には有意な関連は観察されていないが、M&A後の会計パフォーマンスとの間には弱いが正の関連が示唆されている。本研究は、ナルシシズム、開示内容のトーン、M&A後のパフォーマンスとの間の関連性について新たな知見を提供している。さらに、M&Aに際しての情報開示がもたらす帰結について、会計基準設定主体にとっても実践的な示唆が得られる結果となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していたサーベイ調査および結果の分析に加え、追加的な実証分析が進行しており、国際学会での発表も行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
国際学会等で得たフィードバックをもとに論文執筆を進め、国際学術誌への掲載を目指すとともに、調査・分析の過程で生じた追加的な課題についても分析を進める。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)