Project/Area Number |
22K13556
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Institute for Developmental Research Aichi Developmental Disability Center |
Principal Investigator |
清野 智子 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害システム研究部, 客員研究員 (10807762)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 障害 / 芸術 / 社会の態度 / 意識調査 / 新聞調査 / 量的調査 / 障害者 |
Outline of Research at the Start |
近年、障害者による芸術活動に対する国を挙げた支援が活発化しており、関係者の間では盛り上がりを見せている。 しかし、これまで障害者による芸術活動に対する社会の態度は明らかにされておらず、芸術活動を通した障害者の社会参加の可能性については懸念が残る。また、活動者の障害属性を殊更に強調する今日の支援は、障害者に対する国民の偏見を助長させる恐れがある。 そこで本研究では、①障害者による芸術活動を取り扱った新聞記事調査と②国民を対象とした障害者による芸術活動に関する意識調査を実施し、これまでの支援に客観的な評価を提供すると共に、今後のより良い支援や社会の実現のために再考すべき課題を提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
①障害者による芸術活動を取り扱った新聞記事調査 これまでに、読売新聞オンライン記事データベース(DB)に収録されている記事を対象に、1990~2019年までの調査が完了し、1999年と2020年に向けた2度の割合の急増を示した。しかし、同DBへの記事の収録範囲には、全国版が1999年9月まで、地域版が2001年2月までばらつきがあるため、1999年の急増については、この収録範囲の拡大が影響している恐れがある。従って、2001年までは、母集団に留意した分析が必要である。そこで、2001年までを対象とし、地域版を除外した全国版のみの記事数と割合を算出した。1990~2001年までの全国版のみを対象とした調査結果においても1999年に向け増加傾向になったが、1990年11月~の大阪本社発行紙面、西武本社一面・社会面、中部本社一面・社会面、1997年5月~の西部本社発行紙面、1999年10月~の中部本社発行紙面の全国版への収録拡大が要因である可能性が否めない。引き続き、2001年までは、母集団に留意した分析を続けたい。 ②国民を対象とした意識調査 質問項目の作成と改善を図り、調査実施に向け調査委託会社との準備を行った。調査委託会社にパネル登録する日本在住者数を「令和2年国勢調査」に基づく日本の地域別人口構成比率に従い、地域8区分、年代6区分、性別2区分として割付を行うと、回収数が必要数に達しない地域・性別が出てくる恐れがあることが分かったため、調査委託会社との打ち合わせを継続している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
①障害者による芸術活動を取り扱った新聞記事調査 遅延の原因であった抽出者の確保ができ、本研究に関してはおおむね順調に進んでいる。しかし、読売新聞DBの収録範囲のばらつきにより、丁寧な分析が必要な対象年があり慎重に進めている。 ②国民を対象とした意識調査 病気治療のため、調査委託会社との連絡調整に時間が確保できなく遅延が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
①障害者による芸術活動を取り扱った新聞記事調査 読売新聞の調査結果については、令和6年度中に論文執筆、学会発表を実施する予定である。引き続き、朝日新聞を対象とした調査に入る予定である。 ②国民を対象とした意識調査 調査実施に向け、調査委託会社との具体的な話し合いを進める。
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