Development of the support sheet to motivate the social participation of the older adults
Project/Area Number |
22K13593
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
山下 真里 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (80848424)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 社会参加 / 地域在住高齢者 / 動機づけ / パーソナリティ / レディネス / 就労的活動 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、興味による自主的な社会活動の選択を可能にする支援シートを開発することである。そのため、①インタビュー調査によって、社会活動の選択における興味の傾向を類型化し、その結果に基づいて、②個人の興味の傾向をアセスメントし、具体的な社会活動を提案するための支援シートを開発する。さらに、本支援シートを高齢者の保健事業と介護予防事業の一体的実施において専門職が活用することを見据え、老人憩の家の利用者約20名を対象にユーザビリティ調査を実施し、③より理解しやすい支援シートの開発、および介入の手引きを作成する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、興味による自主的な社会活動の選択を可能にする支援シートを開発することである。昨年度、多様な社会活動のうち就労的活動(定まった雇用関係がなく、少しでも収を伴う仕事のことで、正規雇用や契約社員、パート・アルバイト、自営業での仕事は含まない、と定義)に焦点を当て、就労的活動に対する興味に関する実態調査(調査①)および、興味に基づく就労的活動のマッチング支援シート作成のためのプレ調査(調査②)を行った。当該年度は調査①の自由記述の分類と調査②の解析を実施した。 調査①は兵庫県Y市で実施した疫学調査において、就労的活動に関する項目を尋ねた。有効回答5,165名(有効回答率75.2%)のうち、就労的活動をしている者は388名(7.9%)であった。就労的活動をしていない理由としては、①体力・体調の不安(気持ちはあるが、体がついていかない)、②高齢のための自身低下(年だから)、③家のことで手一杯(介護のため)、④他の社会活動で満足(ボランティアや仕事をしている)、⑤必要性を感じない(好きなことをして過ごしたい)、⑥情報不足(窓口が見つからない)、⑦先延ばし(やりたいとは思うが面倒)という理由が挙げられた。無理なく隙間時間で取り組めるような活動のバリエーションを増やすことや、コーディネーターの必要性が示唆された。 調査②では、就労的活動の要素への興味(Aテスト)と自信(Cテスト)、生活における基礎的志向性(Bテスト)を尋ねる調査票を作成し、京都府および宮崎県の高齢者クラブの利用者を対象に実施したプレ調査である。計160名(男性26名、女性129名、平均年齢77.8±8.2歳)から回答を得た。Aテストについて、カテゴリカル因子分析(プロマックス回転)を行った。その結果、「研究」「芸術」「企業」「社会」「慣習」「現実」の6因子が見いだされた。ω係数はどの因子も0.8以上であった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
出産による研究活動の中断があたっため
|
Strategy for Future Research Activity |
支援ツールの完成を目指す。また、就労的活動は社会活動の一部であるため、支援ツールを活用する対象者の特性をどのように反映させるか、また、就労的活動以外の社会活動をどのように支援ツールに含めるか検討していく予定である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(5 results)