Project/Area Number |
22K13645
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
野村 駿 秋田大学, 教職課程・キャリア支援センター, 助教 (30908950)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 地方 / 夢追い / バンドマン / ライフコース形成 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、「音楽で成功する」といった夢を掲げて活動するロック系バンドのミュージシャン(以下、バンドマン)を事例に、地方において夢を追う若者の実態を明らかにすることである。具体的には、東北四県(青森、秋田、岩手、山形)で活動するバンドマンと、四県から夢を追うために関東地方へ上京したバンドマンにインタビュー調査を実施する。そして、両者の比較検討から、人的・物的資源の少ない地方にあえて留まって夢を追うことのリアリティとそれを可能にさせる地域の構造的特質を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「音楽で成功する」といった夢を掲げて活動するバンドマンを事例に、地方において夢を追う若者の実態を明らかにすることである。具体的な調査フィールドは、東北四県(青森、秋田、岩手、山形)で、併せて都市へと移動して夢を追う地方出身者にもアプローチする。 2022年度は、文献調査と予備調査を計画していた。そのどちらもを実施することができた。 まず、文献調査では、国内外を問わず、主に地方で暮らす若者を対象にした調査研究の動向を確認した。特に、東北地方に固有の産業構造とその歴史を押さえるとともに、上京する者たちのルートについても確認した。以上の結果と、大都市をフィールドにした筆者のこれまでの研究成果とを照らし合わせて、地方での夢追いを考える際のポイントとなる要素について検討した。 予備調査では、ライブイベントに実際に参加して観察調査を行った。イベント出演者へのインフォーマルな聞き取りからは、地方で活動する者たちの様子を概略的に把握することができた。同時に、新型コロナウィルス感染拡大下において、地方のライブハウスやバンドマンたちがどのような影響を受けたのかについても確認した。 以上の調査結果を踏まえて、2023年度の調査計画を具体化した。本研究課題では、(1)地方で夢を追う若者と、(2)上京して夢を追う若者の二者を対象とするが、まずは前者に比重を置いて調査を実施し、後者の調査準備も進めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度に計画していた、①文献調査と②予備調査のうち、①についてはおおむね進めることができた。しかし、②については、当初の計画では四県すべてで行う予定であったが、二県にとどまるなど、遅れがみられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、国内外の文献調査を継続しつつ、まずは東北四県に所在するライブハウスに通って、バンドマンとのラポール形成に努めたい。調査協力の得られた者からインタビューを開始させ、予備調査から実査へと進めることが目標となる。
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