Development of natural cleaning as teaching materials for home economics class in elementary school
Project/Area Number |
22K13693
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
駒津 順子 長崎大学, 教育学部, 准教授 (30807962)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | 洗浄 / クエン酸 / ウェルビーイング / 個別最適な学び / 最適解 / 学習内容の系統性 / 小学校家庭科 / 酸・塩基洗浄 / 水垢 / 洗浄性評価 / 掃除 / ナチュラルクリーニング / 教材研究 / 酸洗浄 |
Outline of Research at the Start |
家庭における水垢などの金属塩の除去等の酸・塩基洗浄に関する消費者情報は、近年比較的環境に優しく安全性が高いナチュラルクリーニングの手法が実践されるが、洗浄力要因については実験的な検証の無い非科学的な誤情報が流通し、家庭科の授業実践でも誤用されている。学校教育において唯一教科で取り扱う、掃除の学習における酸洗浄等の理論について、洗浄性評価を伴う実験的な検証に基づく教材開発が必要となる。根拠を持つ洗浄行動が出来る等、消費者教育等の教材として生活科学の視点を重視する科学的に上位概念が必要な酸・塩基洗浄について、小学生や一般消費者にわかりやすい説明ロジックを明らかにし、小学校家庭科の教材開発を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
ナチュラルクリーニングのクエン酸による水垢の除去について、科学と情報のリテラシーからの課題を解明するために、小学校免許取得予定の大学生(124名)の調査を実施し、Web情報で流通している酸塩基洗浄の誤情報に関する理論を化学的に理解・説明出来るとの回答は8名であった。 学習者によって異なる家庭科の実習授業の進度差への支援を捉え、コンピテンシー・ベイス(資質・能力)の教育の視点から、個別最適な学びにおける授業者視点の指導の個別化による教材の検討を行った。高等学校および中学校の家庭科教諭への構造化面接により、被服実習における課題を明らかにし、それに対応した動画教材を製作し、大学生(20名)および高校生(193名)へ、動画視聴前後のアンケート調査の結果から、大学生94.7%、高校生82.4%が、授業者の意図と学習者の動画への要求される有用感の要素が一致した。 小学校家庭科における洗浄に関する教材を検討するために、コンピテンシー・ベイスの視点による学習方法の改善として、学習過程の3段階において、「追求する」段階で学習者である児童一人一人の思いや願いをもち主体的に取り組む学習展開を目指し、3回の実験・実習を取り入れた、洗浄に関する衣生活の学習を検討した(3クラス92名)。学習方法として、最適解を見出すモデルの家庭生活を提示した結果、各自の設定した異なる課題の追求を通して主体的に楽しく授業に取り組む様子が見られた。同じ学習内容に対し学習者全員で、同じ視点で比較する意義への課題があげられ、専門家である研究者からのアドバイスや学習内容の基礎基本の展開、45分授業において25分程度の短時間で実施できる具体的な実験・実習および10分程度での理論的な解説などを含めた、学習内容の系統性について改善策が必要だと明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
家庭科教材の開発に関して、コンピテンシー・ベイスの教育の視点からの家庭科の方向性の整理を行い、ナチュラルクリーニングの教材開発との関連性を整理した。個別最適な学びにおける学習教材の開発を通して、学習者と授業者の意図の関連性を明らかにした。学習過程の改善として、最適解を捉えた実験実習の展開の成果と課題を明らかにした。
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Strategy for Future Research Activity |
ナチュラルクリーニングの対象となる、家庭科の住生活における学習内容および教材開発について、衣生活を含む洗浄に関する学習の系統性とその理論の整理と、洗浄に関する視覚化を捉えた簡易的な実験について検討を行う。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)