Project/Area Number |
22K13699
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
白坂 正太 福岡工業大学, 教養力育成センター, 准教授 (10772840)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2026: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2025: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 総合的な学習の時間 / 総合的な探求の時間 / 探究的な学習過程 / ルーブリック / コアカリキュラム |
Outline of Research at the Start |
本研究は、「総合学習」で身に付けるべき能力項目とその能力がどのような工程で向上していくのかを学校段階を縦断する形で明らかにする。加えて、各学校の独自性に左右されない汎用性のあるルーブリックを作成するために、各学校が独自に行う「総合学習」の授業実践を横断的に比較するツールとしても機能するような設計を行う。 また、教職課程における「総合学習の指導法」では、コアカリキュラムに掲げられる3つの授業目標である「総合学習の目標及び内容の考え方」「指導計画の作成の考え方」「指導と評価の考え方」を教授する際の教材としての活用方法も含めて検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「総合的な学習/探求の時間」における探究的な学習過程に着目した学校段階を縦断するルーブリックを開発することを目的としている。開始1年目の本年にはおいては、「総合学習において、各学校段階で身に付けさせる資質能力をどのように整理するのか?」という研究課題のもと、「総合的な学習/探求の時間」で習得すべき能力や到達目標について、学習指導要領のテキスト分析によって、各学校段階の特徴を浮き彫りにすることを試みた。特に、探究的な学習過程の4つのプロセス(「①課題の設定→②情報の収集→③整理・分析→④まとめ」)に着目することで、小・中・高の学習成果を体系的に整理できる枠組みとした。 各学校段階で習得すべき能力を段階的に整理した上で記述することで、小・中・高の積み上げの学習モデルを提示することができるわけであるが、各学校に任されている独自性を比較するための枠組みを改めて検討する必要性がでてきた。「総合的な学習/探求の時間」のテーマ選定は各学校によってなされることとなり、いくつかの学習モデルを想定しながらその積み上げを記述する必要があるからである。しかしながら、そのテーマ選定によって、大きく学習成果が異なる形は理想ではないため、身に付けるべき能力とそのための教育プログラム(授業事例)をどのように整理していくことができるのかが今後の大きな課題となっている。そのために次年度では改めて学習指導要領のテキスト分析及び到達目標の整理が必要となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
各学校の独自授業事例を枠組みとして組み込んだうえで整理を行う必要が出てきたため。分析・検証の結果、想定していた以上にその影響が大きいと判断されたため、研究枠組みを修正したうえで、改めてその整理を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度の成果を踏まえ、学習指導要領の再分析を行う。特に2022年から高校においても新しい学習指導要領によって学習プログラムが実施されているため、具体的な事例を踏まえた枠組みによる分析を行っていく。
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