Project/Area Number |
22K13785
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09080:Science education-related
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
高橋 聡 関東学院大学, 理工学部, 准教授 (80630897)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | ショートケースライティング / マンガケース / Situation Awareness / 機械学習 / 自動採点 / Short Case / Case Mathod |
Outline of Research at the Start |
ビジネスのSituation Awarenessスキルを評価するためにKey Paragraph Awareness Testの開発とその自動採点手法の開発を目的とする.提案手法では,評価対象者にショートケースを読ませ,どの情報に気づき,理解し,予測したかを記述させ,その解答を評価する. 以下の効果が望める.(1)ビジネスの外部環境と内部環境や人間関係などを端的な文章で表現可能.(2)段落の入れ替えにより,評価対象者のレベルに合わせたテスト難易度調整が可能.(3)ビジネスにおける他のテーマやビジネス以外の分野への展開性が高まる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,ショートケースを利用したシチュエーション・アウェアネス・スキルの評価手法の開発を目的とする.本年度は,ビジネススクールを対象としたプロトタイプ教材の実証実験を行った.プロトタイプ教材では,教材の汎用性を高めるために,オンラインでも実施可能な形態となっている.共同研究先のビジネススクールのオンライン学習環境で学生の実験協力者を募り,210件の解答データを収集した.この解答データに関しては現在分析中である.また,感染症の社会シミュレーションを題材とした教材を開発し,その成果を“Data Science in an Agent-Based Simulation World”として,2023 IEEE International Conference on Teaching, Assessment and Learning for Engineering (TALE)で発表を行った.提案教材では,ABSモデルとABSストーリーから構成される.本教材を用いることで,学習者はデータサイエンティストが行う典型的なタスク(因果推論、データ理解、仮説構築、データ収集、データ整理、データ分析、仮説検証)を段階的に疑似体験できることを示した.また,提案教材は,因果推論を学習目標とし,感染症をABSのモデルテーマとしているが,ABSは様々な社会現象を再現するモデルとして用いられており,その表現範囲は極めて広い.さらに,本教材を拡張し,スーパーマーケットの社会シミュレーションを題材とした教材を開発した.この教材では,マンガに埋め込まれた情報に対するシチュエーション・アウェアネス・スキルを評価するため仕組みが埋め込まれており,授業にて実証実験を行っている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プロトタイプの開発も完了し,実証実験を行い,データの収集まで完了した. また,昨年度までの成果をまとめ,国際会議にて発表を行った. おおむね予定通りの進展である.
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は,実証実験で収集したデータの分析を行い,その結果を元に提案手法の確立を目指す. また,別のアプローチから開発した手法に関しても実証実験を行う予定である.
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