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clarifying contributions of guilt on cognitive mechanisms to successful self-control.

Research Project

Project/Area Number 22K13793
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 10010:Social psychology-related
Research InstitutionFukuoka University (2023)
Hiroshima University (2022)

Principal Investigator

古川 善也  福岡大学, 人文学部, 講師 (50826477)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords罪悪感 / セルフコントロール / 葛藤対処プロセスモデル / セルフコントロールの失敗
Outline of Research at the Start

現代社会においては様々な場面でセルフコントロール能力が求められている。長期的目標と即時的欲求の間で生じる葛藤において,セルフコントロールを発揮することで長期的目標の追求を維持できる。しばしば即時的欲求の誘惑に屈してしまうが,総合的に見ると我々はセルフコントロールを発揮し,長期的目標を優先できている。したがって,セルフコントロールの失敗から次の時点での葛藤の制御を改善させる機能が想定される。この過程について,セルフコントロールの失敗から喚起し,自己改善動機を促進する感情である「罪悪感」に着目し,セルフコントロールの失敗から成功への寄与の過程を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

現代社会においては様々な場面でセルフコントロール能力が求められている。長期的目標と即時的欲求の間で生じる葛藤において,セルフコントロールを発揮することで長期的目標の追求を維持できる。しばしば即時的欲求の誘惑に屈してしまうが,総合的に見ると我々はセルフコントロールを発揮し,長期的目標を優先できている。したがって,セルフコントロールの失敗から次の時点での葛藤の制御を改善させる機能が想定される。この過程について,セルフコントロールの失敗から喚起し,自己改善動機を促進する感情である「罪悪感」に着目し,セルフコントロールの失敗から成功への寄与の過程を検討する。罪悪感は主に他者に対して何らかの危害や損害を与えてしまった際に経験する内省的な自己意識的感情であるが,自分がまりを守れなかった分自身に対しても経験する。この罪悪感の経験は行動の修正を促すため,行動の修正としてセルフコントロールの成功を促すことが考えられる。
研究実施期間の2年目である2023年度も昨年に引き続き,研究実施に向けた準備を主に行うにとどまった。具体的な実施内容としては経験サンプリング法を用いての罪悪感が行動レベルでのセルフコントロールの成功を促進することを確認する調査に向けて,経験サンプリング法を実施するプラットフォームであるExkumaの情報収集と使い方の取得を行った。そのために,Exkumaを運営している団体であるJESMA 日本経験サンプリング法協会のフォーラムに参加,および罪悪感を扱った経験サンプリング法の先行研究(Hofmann et al., 2012)の手続きの確認を行い,経験サンプリング法による調査の実施に向けた準備を行った。また,経験サンプリング法の実践経験が豊富な研究者にコンタクトを取り,経験サンプリング法を実施するにあたって注意すべき点や実際にどのような調査項目を尋ねたのか等の情報収集を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2023年度は研究環境の変化から,研究計画通りには研究を遂行することができなかった。これは研究環境の変化から,研究実施を可能とするまでに時間を要した点,これまでと異なり,研究実施に用いることのできる時間が変化し,それに対応をしきれなかった点が理由として挙げられる。研究実績の概要とも重複する内容であるが,研究実施に向けての準備を主として行っていた。次年度以降に,これらの準備を基に,研究の実施段階に入っていき,研究の遅れを取り戻していくことを予定している。

Strategy for Future Research Activity

2024年度については,研究1と研究2を実施することを計画している。
研究1では,経験サンプリング法での調査により,罪悪感が行動レベルでのセルフコントロールの成功を促進することを確認する。ある時点で欲求の葛藤におけるセルフコントロールの失敗に対して強く罪悪感が喚起されるほど,次以降の時点での欲求の葛藤の際にセルフコントロールの成功が生じやすくなる。また,より時点間隔が短いほど罪悪感による影響は大きいと予測される。また,探索的な検討として,欲求を抑えるだけでなく,セルフコントロールの失敗からの罪悪感は目標に即した行動を促進していくかについても合わせて検討していく。
研究2ではセルフコントロールに関わる「誘惑の予防」の段階での罪悪感の効果について,遅延割引課題を用いて長期的目標への選好を罪悪感が高めるかを検討する。長期的目標を選好し,主観的価値が高くなるほどセルフコントロールは容易になる(e.g., Berkman et al., 2017)。長期的目標は熟慮的処理の活性化により優勢となり(Hofmann et al., 2009),罪悪感は熟慮的処理を強める(Morto et al., 2016)。また,快楽などの即時的欲求は不道徳とみなされやすく(Hofmann et al., 2018),罪悪感は不道徳な対象への主観的価値を引き下げる(Chen et al., 2017)。そのため,罪悪感は長期的目標への選好を強めることが予測される。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 道徳ジレンマにおける意思決定パラメータへの道徳不活性化の影響2023

    • Author(s)
      古川善也
    • Organizer
      日本感情心理学会第31回大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 道徳ジレンマにおける道徳不活性化の影響―古川(2022a, b)の追試―2023

    • Author(s)
      古川善也
    • Organizer
      日本社会心理学会第64回大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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