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可能自己筆記と認知方略の交互作用がパフォーマンスに及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 22K13803
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 10010:Social psychology-related
Research InstitutionKyoto Tachibana University

Principal Investigator

石山 裕菜  京都橘大学, 総合心理学部, 専任講師 (80823434)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywords自己制御 / 目標達成 / 可能自己 / 防衛的悲観主義 / 方略的楽観主義
Outline of Research at the Start

自己制御は、学業成績や社会的地位、健康などと密接に関連しており、ひきこもりやいじめ、薬物乱用といった社会問題の大きな予測因子となっている。そのため、適応的な自己制御を促進することは学校現場、医療現場などにおいて必要不可欠である。本研究では、未来について考えること、特に未来の自己について「どのように考えること」が適応的な自己制御を促進するか検討する。

Outline of Annual Research Achievements

自己制御は学業成績や社会的地位, 健康と密接に関連しており, ひきこもりやいじめ, 薬物乱用といった社会問題の大きな予測因子となっている。そのため,適応的な自己制御の促進は, 学校現場や医療現場だけでなく, 個人のウェルビーイングを保つためにも重要である。この自己制御を促進するものの1つに, 未来の自己像を想定すること(たとえばFishbach & Ferguson, 2007 )がある。
本研究では, この未来の自己を想定する際, 「どのように, また, どのような未来の自己像を考えること」が適応的な自己制御を促進するかについて検討することを目的とした。また, 未来の自己像を想定させる方法として表現筆記(expressive writing)を使用した。
これまでの研究から, 個人の持っている認知方略によって, パフォーマンスを促進しやすい未来の自己像は異なってくると考えられる(たとえば石山,2020)。過去のパフォーマンスにおいて成功を収めてきたと考えている個人が持つ認知方略には2種類あり, 1つが防衛的悲観主義, 1つが方略的楽観主義である(たとえばCanter & Norem,1989)。石山(2020)の研究では, 防衛的悲観主義者の自己制御と関連したパフォーマンスを伸ばす未来の自己像は検証されたが,方略的達観主義者の自己制御と関連したパフォーマンスを向上させる未来の自己像は検証されなかった。こうしたことから令和4年度は研究計画を見直し, 令和5年度には予備的な研究を行ったが, 方略的楽観主義者のパフォーマンスに影響を与えるような自己像についての示唆を得ることができなかった。令和6年度は, こうした反省を踏まえ, 自己像についての再度の検討を行っていくこととする。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

思うように研究を進めることができていない。令和5年度は本格的な実験を行う予定であったが, 予備的な研究を行ったことにより, 刺激や指標のみでなく, 自己像について再検討を行う必要が示された。こうしたことから, 当初の研究計画よりも遅れている。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度に行った検討の結果, 長期的なスパンで自己制御が必要なパフォーマンスの前に, 短期的なスパンで自己制御が必要なパフォーマンスにおいて, 認知方略と考えさせる未来の自己像の組み合わせを確認する必要が生まれた。令和5年度は, 短期的なスパンにおける自己制御に必要な未来の自己像について認知方略の差から実験的な検討を行う予定であったが, 予備的な研究を行った結果, 研究計画の修正が必要となった。令和6年度は再度実験の刺激と指標の再検討や, 自己像についての調査, その他関連する先行研究の見直しを行った上で, 予備的な実験を行う。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

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Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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