Project/Area Number |
22K13808
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10010:Social psychology-related
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Research Institution | National Research Institute of Police Science |
Principal Investigator |
常岡 充子 科学警察研究所, 法科学第四部, 主任研究官 (80623199)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | ドメスティックバイオレンス / 攻撃行動 / 評価尺度 |
Outline of Research at the Start |
近年、警察や支援センター等の行政機関における親密な関係者間の暴力についての相談件数が増加傾向にある。本研究の目標は、この親密な関係者間における暴力がその後エスカレートするかを予測するためのモデルを構築し、さらにそのモデルに基づいたエスカレート予測リストを作成することである。予測リストの妥当性を仮想事例に基づく実験により向上させ、親密な関係者間における暴力の相談窓口ですぐに実用可能なリストを作成することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
親密な関係者間で生じた暴力のあったことが明記された判決文の中で、加害者に対して精神鑑定等を実施したことが明記されている判決文を選別した。判決文の調査は配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の施行から2022年3月31日までに判決文が出たものとし、刑事・民事の両方の事件を調査した。判決文の選定作業では、精神鑑定等を実施した事件数が少ないことが予想されたため、親密な関係者間での暴力の頻度や程度を限定せず、公判で争点となった事件以外にも暴力が生じていたことが確認された事例全てを調査対象に含めることとした。その中から精神鑑定の内容がわかる資料の閲覧が許可された事例についてのみ、裁判所で閲覧して必要な情報を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度は今後行う調査で調べる必要のある事項の選定のための情報収集を行う予定であった。実際に精神鑑定等に関する情報収集が進められており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き精神鑑定等に関する情報を収集し、この後に実施する調査項目がより適した内容となるように準備を進める。調査終了後はその内容を分析し、今後行う調査で呈示する項目の作成に着手する。
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