Project/Area Number |
22K13839
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Aichi University of Education (2023) Iryo Sosei University (2022) |
Principal Investigator |
増山 晃大 愛知教育大学, 教育学部, 講師 (80827478)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 抑うつ / ストレス / 認知制御 / うつ病 / AX-CPT |
Outline of Research at the Start |
うつ病における心理的指標は自己報告式の質問紙に留まっており,診断や治療効果を客観的に示す指標は存在しない。本研究は,近年注目を浴びている新たな認知制御理論を援用し,実験課題から測定される認知制御の機能不全が抑うつ症状を鋭敏に反映する認知マーカーとしての応用可能性を検討するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
うつ病における心理的指標は自己報告式の質問紙に留まっており,診断や治療効果を客観的に示す指標は存在しない。本研究は,近年注目を浴びている新た な認知制御理論であるDMC(Dual Mechanism of Control framework)を援用し,実験課題から測定される認知制御の機能不全が抑うつ症状を鋭敏に反映する認知マーカーとしての応用可能性を検討するものである。具体的には,本研究では抑うつ症状と深く関連するストレスについて,ストレス曝露や慢性的ストレス状態における抑うつ症状の変動について,認知制御がその変動を予測しうるか,あるいはその変動と連動しうるかどうかを検討する。 本年度は抑うつ症状,ストレス,認知制御の関係について縦断的に検討した。本年度の研究は縦断的研究であり,現在も継続的に研究が進行しているが,現時点での結果は認知制御の機能不全がその後の抑うつ症状を予測しうることを示唆している。 本研究の結果は,抑うつ症状を予測する認知マーカーとして,認知制御の機能不全の度合いが重要な役割を果たすことが示され,本研究の成果は,抑うつ症状と認知制御のこれまでの関連に加えて,ストレスの影響も含めたメカニズム解明に関する研究発展に寄与することが期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の研究機関の移動があり,研究環境の構築などを含めて,多少の遅れが発生し,年度内に完了する予定の研究が次年度に完了する見通しとなっている。そのため,次年度の研究計画も多少後ろ倒しになるおそれがあるが,適切なスケジュール管理のもと,次年度の研究を当初の計画通りに遂行を目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に完了する予定の研究がまだ継続しており,2024年度に実施予定の研究計画のスケジュールが後ろ倒しになるおそれがあるため,適切なスケジュール管理のもと,2024年度の研究実施および完了できるよう,オンライン実験などを用いてスケジュール通りの研究実施を目指す。なお,オンライン実験を行った場合であっても,研究計画に関する本質的な部分に影響はない。
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