Project/Area Number |
22K13845
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
中野 美奈 福山大学, 人間文化学部, 准教授 (30772438)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | マインドフルネス / セルフ・コンパッション / 産業・労働分野 / メンタルヘルス・プログラム / 従業員のストレス対策 / オンライン・プログラム / 職場での脱中心化ワーク / 職場コミュニケーション |
Outline of Research at the Start |
働く人々が長時間のマインドフルネス瞑想等に頼らず,脱中心化やマインドフルネス傾向を高め,また職場でのマインドフルなコミュニケーション方法の習得に焦点を当てた,マインドフルネス・オンライン・プログラムを開発し,その効果を検証する。プログラムはZoom を使用し,1時間半のセッションを合計6回行う。プログラム参加の待機群を統制群として設定する。職業性ストレスの低下,セルフコンパッションの向上,注意力や集中力の向上,ネガティブな反すうの低減,コミュニケーションスキルの向上,精神的健康の向上について効果を検証する。自由記述欄やインタビューの質的分析により,参加者の心的変化のプロセスを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
春と秋に1回ずつプログラムを実施した。前年度から累計すると,120名を超える労働者にオンライン・プログラムに参加していただくことができた。計画では2024年まで20~30名ずつの参加者で毎年2回プログラムを実施する必要があったが,プログラム参加希望者が予想を超える人数となったため,2023年度でプログラムの実施を完了できるだけの十分なデータが取得できた。2024年度は,得られたデータの分析と結果の発表に注力することができる。プログラム参加者は,非常に強力的にアンケート調査とインタビュー調査に協力してくださった。その得られたデータの中で,6セッション中5セッション以上参加した参加者から聴取したデータを分析に用いることにした。不備のあるデータ(欠損値を含む)を対象外とし,最終的にプログラム参加者80名から得られた有効なデータを用いて分析を行う予定である。統制群については,134名の有効なデータを取得できた。統制群はプログラムに参加しないため,連結可能匿名化したデータを得るために,参加群がプログラムに参加している期間の前後で同じ質問紙に回答を求めた。 質的研究については,17名のオンライン・プログラム参加者から,プログラム参加の体験に関して半構造化面接を行った。 2024年度は,これらデータを分析し,学会発表および論文投稿をする予定である。 今後はこれら面接データの逐語録を1件ずつ書き起こし,質的データをM-GTAで分析する予定である。分析テーマは「マインドフルネスが日常生活に根付いていくプロセス」である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オンライン・プログラムの実施は当初の計画以上に進展し,2023年度で終了することができた。しかし,質的データの分析に,計画以上に時間がかかる。 計画では半構造化インタビューを行い,音声データが入手できたら順次書き起こしとM-GTA分析を行う予定だった。しかし,書き起こしと分析は非常に時間のかかる大変な作業である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,まず,量的データの分析と学会発表および論文投稿を予定している。 また,質的データのM-GTA分析も行う予定である。 プログラムで使用したパワーポイント資料の書籍化も予定している。
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