Project/Area Number |
22K14088
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 17010:Space and planetary sciences-related
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Research Institution | Kyushu University (2023) Ritsumeikan University (2022) |
Principal Investigator |
松野 淳也 九州大学, 工学研究院, 助教 (00903121)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | コンドリュール / GEMS / 熱プラズマ / 合成実験 |
Outline of Research at the Start |
小惑星を起源とする炭素質コンドライトのマトリクスに、彗星の物質に特徴的な非晶質ケイ酸塩ナノ粒子(GEMS)と類似する組織が見つかり、小惑星と彗星の物質の関係性に注目が集まっている。本研究では、コンドリュールとGEMSの同時生成の可能性を探る為、熱プラズマ炉を用いた加熱・急冷実験を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、太陽系始原物質の代表格である、コンドリュールとGEMSは同時に生成したという作業仮説を提案し、その検証のため熱プラズマ装置を用いて隕石粉末の加熱・急冷実験を行うというものである。不幸にして、2023年2月に研究代表者が脳梗塞を発症し救急搬送され、2023年7月までの5か月に及ぶ長期入院、その後の自宅療養と通院リハビリを行う必要が生じたため、研究を中断せざるを得なかった。研究代表者は一時は昏睡・右半身不随に陥ったものの、徐々にリハビリの効果があらわれADLを獲得していき、2024年2月には研究を再開することができた。なお同年2月からは、熱プラズマ装置を保有するラボに異動したため、熱プラズマの実験としての系の理解を行った。また、異動先のラボで、ナノ粒子の分析を行うため、光学顕微鏡観察、電子顕微鏡観察、粉末X線回折等の分析装置の調整や確認作業を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
不幸にして、2023年2月に研究代表者が脳梗塞を発症し救急搬送され、2023年7月までの5か月に及ぶ長期入院、その後の自宅療養と通院リハビリを行う必要が生じたため、研究を中断せざるを得なかった。研究代表者は一時は昏睡・右半身不随に陥ったものの、徐々にリハビリの効果があらわれADLを獲得していき、2024年2月には研究を再開することができた。なお同年2月からは、熱プラズマ装置を保有するラボに異動した。このため、異動に伴う研究環境の立ち上げ・事務手続きも加わったため、2023年度は、ほぼ本課題を進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画当初は、熱プラズマ実験は出張して行うことを予定していたが、熱プラズマ装置の保有ラボへ異動したこともあり、実験施行回数は当初予定よりも格段に増えることが予想される。2022年度末から23年度にかけて、研究代表者の入院に伴う研究中段があり当初の予定通りとまではいかないものの、ある程度遅れを取り戻せるものと考えている。
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