Project/Area Number |
22K14406
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
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Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
豊島 祐樹 石川工業高等専門学校, 建築学科, 准教授 (80827345)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 歴史的建築物 / 空き家 / 不動産流通 / 再生・活用 |
Outline of Research at the Start |
地域の歴史的資源として歴史的建築物は活用の需要が高まっているが、空き家として放置されたり取り壊されたりする例が少なくない。そこで、歴史的建築物の不動産流通の実態と課題を明らかにし、不動産流通マニュアルを開発することを目的とする。成果として、歴史的建築物の不動産流通の現状がデータベースや理論として明示され、それらを元にマニュアルを整備する。 方法として、不動産流通の関連制度の整理し、制度上の課題を抽出する。次に、不動産取引状況の整理を行い、建物調査による建物属性と流通の関連性について考察する。また、所有者や宅地建物取引士へインタビュー調査を行い、当事者から見た流通の実態や課題を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
地域の歴史的資源として全国的に活用が広まりつつある歴史的建築物は、活用の需要が高まっているにも関わらず、不動産流通は停滞しており空き家として放置されたり取り壊されたりする建物が少なくない。そこで、歴史的建築物の不動産流通の実態と課題を明らかにし、歴史的建築物の不動産流通マニュアルを開発することが本研究の目的である。 本研究では、大きく分けて①不動産流通の関連制度の整理、②不動産取引の実態調査、③空き家所有者の実態調査、④宅地建物取引士の実態調査の4つの調査分析を行う。 研究1年目においては、①不動産流通の関連制度の整理を行った。具体的には、不動産流通の関連制度について内容や条件を整理し、歴史的建築物において考えられる課題を明らかにした。不動産流通の関連制度として、住宅ローン控除、登録免許税の軽減措置、固定資産税の軽減措置、宅地建物取引士の報酬、契約不適合責任、既存住宅売買瑕疵保険があげられた。これらの関連制度において、歴史的建築物の適用が難しい場合や条件が厳しくなる場合が多く、歴史的建築物の不利な状況が明らかになった。 当該年度である研究2年目においては、全国の流通支援について自治体ホームページを確認し整理を行った。流通支援の種類として、空き家バンク、荷物処分の補助金、建物診断の補助金、専門家への相談、専門家への報酬補助金などがあげられた。1年目に行った不動産流通の関連制度における課題に対応する流通支援の考察を行い、現状では課題に対応する流通支援がほとんど行われていない実態が明らかになった。 今後は、不動産取引の実態調査、空き家所有者の実態調査、宅地建物取引士の実態調査について調査を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特に問題なく、予定通り研究を進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、不動産取引の実態調査、空き家所有者の実態調査、宅地建物取引士の実態調査について調査を進めていく予定である。詳細な調査方法について検討を行い、調査を進めていきたい。
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