新生RNA鎖によるMED26液滴形成を介した転写制御機構の解明
Project/Area Number |
22K15041
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 43010:Molecular biology-related
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
鈴木 秀文 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00793770)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | MED26 / Mediator Body / 新生RNA / 転写活性化 / 天然変性領域 / Mediator Bodies / 液-液相分離 / 新生RNA鎖 / 転写バースト |
Outline of Research at the Start |
最近の解析から、MED26を中心とした液滴が転写を制御していることがわかってきた。われわれは、MED26を中心とする液滴"Mediator Bodies (MBs)"が、液滴内に必要な調節因子を高密度に濃縮することで、 (i) 転写バーストを活性化し、(ii) 液滴内で転写された新生RNA鎖がMBsの液滴形成を促進・安定化する、新規の転写機構“ポジティブフィードバック制御モデル”を提唱する。本研究では、このモデルを検証し、MED26の液滴による新規の転写制御機構を解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、「Mediator Bodyで転写される新生RNA鎖が液滴形成を促進・安定化するポジティブフィードバック制御」が、Mediator Bodyによる転写活性化に重要であるというモデルを提唱し、その詳細な分子メカニズムを解明することを目的とした。まず、Mediator Bodyの液滴がどのように形成されるかについて明らかにするため、GFP融合MED26を用いたライブセルイメージング解析を行った。その結果、MED26がヒストン遺伝子の転写の場であるHistone locus body (HLB) を認識して液滴を形成するために必要な部位を決定することができた。さらに、Mediator Bodyの液滴は様々な転写阻害剤で処理することによってその形成が阻害されたことから、新生RNAがMediator Bodyの液滴形成に関与していることが示唆された。これらの結果は、新生RNA鎖が液滴形成を促進・安定化するという本研究のモデルを支持する結果である。本研究2年目には、これらの内容についてさらに詳細に解析を進めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
申請当初想定していたモデルの証明が順調に進んでいることに加え、そのMED26の天然変性領域による機能調節機構の存在を示唆するデータが得られているため。本研究2年目では、これらのデータをもとに研究をさらに発展させ、論文化を目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
現在までにMED26のさまざまな変異体を作製し、これを安定発現する細胞株を多数樹立してきた。2年目には、これらの細胞を用いたハイスループット解析を実施し、ゲノムワイドな転写への影響を解明する。これらのデータを取得した上で、できる限り早い時期に本研究の論文化を目指す。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)
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[Presentation] メディエーター複合体による新規の転写スピード調節機構の解明2022
Author(s)
鈴木秀文, 阿部竜太, 嶋田美穂, 廣瀬智威, 廣瀬博子, 野口慶介, 古郡華月, 池 陽子, 安井七海, 山口雄輝, 豊田 敦, 鈴木 穣, 山本達郎, 斉藤典子, Ronald C. Conaway, Joan W. Conaway, 高橋 秀尚
Organizer
第45回日本分子生物学会年会
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Invited
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[Presentation] Poll Ⅱの一時停止および核体凝集体の制御におけるメディエーター複合体の役割2022
Author(s)
鈴木秀文, 阿部竜太, 嶋田美穂, 廣瀬智威, 廣瀬博子, 野口慶介, 池 陽子, 安井七海, 古郡華月, 山口雄輝, 豊田 敦, 鈴木 穣, 山本達郎, 斉藤典子, Shigeo Sato, Chieri Tomomori-Sato, Ronald C. Conaway, Joan W. Conaway, 高橋秀尚
Organizer
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Invited
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[Presentation] 新規のin situビオチン標識法を用いたCajal body構成因子のマルチオミクス解析2022
Author(s)
野口慶介, 鈴木秀文, 阿部竜太, 堀内恵子, 秋山智彦, 池 陽子, 井野陽子, 木村弥生, 梁 明秀,山口雄輝, 高橋秀尚
Organizer
日本プロテオーム学会2022年大会
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[Presentation] 新規ビオチン標識法を用いたマルチオミックス解析によるCajal body構成因子の網羅的解析とCajal body形成メカニズムの解明2022
Author(s)
野口慶介, 鈴木秀文, 阿部竜太, 池 陽子, 井野洋子, 木村弥生, 梁 明秀, 土井 宏, 田中章景, 山口雄輝, 高橋秀尚
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