雌性生殖細胞の試験管再構築系確立に向けた、ヒトiPS細胞に見られる多様性の解析
Project/Area Number |
22K15381
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 48040:Medical biochemistry-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
北村 彩佳 京都大学, 高等研究院, 特定研究員 (10912107)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 試験管再構築系 / エピゲノム / 始原生殖細胞 / 卵原細胞 / ヒト生殖細胞 / in vitro再構築系 / ヒトiPS細胞 / 生殖細胞 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、ヒト雌性iPS細から高効率に安定して生殖細胞を作製する分化誘導系を確立すること目指す。雌性iPS細胞は培養を経るにつれて特徴的なエピゲノム状態の変化を生じることが知られており、特に始原生殖細胞への分化誘導効率に影響を与えることが報告されている。よって、エピゲノム状態の異なる複数のヒト雌性iPS細胞から適切な発生段階を追って生殖細胞を作製する技術を確立することは、iPS細胞のエピゲノム状態が生殖細胞に与えうる影響を明らかにし、今後ヒトの発生や発生関連疾患の原因解明に繋がることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は初年度に確立した実験系で取得したデータ(遺伝子発現、ヒストン修飾、DNAメチル化レベル)の詳細な解析を行った。その過程で、クローン間で認められる成熟度の違いと成熟に伴って認められるリプログラミングとの関係性を確認した。本実験系は始原生殖細胞及び卵原細胞の2段階の成熟過程を追跡するものであり、各段階において成熟度及びリプログラミングのプロファイルが可能である可能性を示唆するデータを得た。また1細胞発現解析の結果から、本手法とex vivo培養における特性的な違いを認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
取得したデータの解析は概ね終了しており、論文投稿に向けてデータをまとめ準備を始めているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、引き続き投稿に向けてデータの整理及び解析を行うと共に、必要な追加データを取得する予定である。投稿に向けた一連のデータ解析及びまとめの過程で、さらなる培養の改善の可能性が示唆されたため、今後は投稿の準備とデータの取得を並行して行う予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)