Project/Area Number |
22K15486
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 49070:Immunology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小川 慶 東京大学, 保健・健康推進本部, 助教 (10877020)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | RNA-seq / 好中球 / 嗅上皮 / SIglecF |
Outline of Research at the Start |
嗅覚は、人間らしい生活や危険回避に必須の感覚である。飲食物の風味や花の香りを楽しみ、食品腐敗やガス漏れを察知するには嗅覚機能が必要である。 嗅覚障害はしばしば不可逆的であり、Quality of lifeを大きく損なう。嗅覚障害の重症化には免疫学的機序が関与していると考えられているが、詳細は分かっておらず、治療法は未確立である。 申請者は、全身で嗅上皮にのみに存在する免疫細胞(DPC)を発見し、複数の神経再生因子の遺伝子を高く発現していることを発表した。本研究では、DPCの発現遺伝子の網羅的解析を行い、好中球からDPCへの分化を誘導する因子の同定を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、マウスを用いて、嗅上皮特異的好中球由来細胞に発現する遺伝子の網羅的解析を行った。 嗅上皮特異的好中球由来細胞を表面マーカー発現パターンから2つのサブタイプに分けた。セルソーターを用いてサブタイプごとに嗅上皮特異的好中球由来細胞を分収し、バルクのRNAシークエンスを行った。コントロールとして嗅上皮に存在する好中球の解析も行った。 セルソーティングは、研究責任者が客員研究員を務める東京薬科大学生命科学部免疫制御学研究室で自ら行った。 嗅上皮特異的好中球由来細胞は大変レアな細胞であり、わずかな細胞・RNAしか採取できない。熟練したRNA抽出技術が必要であるため、RNA抽出・シークエンス・バイオインフォマティクスを用いた解析は外部受託サービスに依頼した。 嗅上皮特異的好中球由来細胞に高く発現する遺伝子がのサブタイプごとに判明したため、今後それらの遺伝子に着目し解析を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度は、マウスを用いて、嗅上皮特異的好中球由来細胞に発現する遺伝子の網羅的解析を行った。 嗅上皮特異的好中球由来細胞を表面マーカー発現パターンから2つのサブタイプに分けた。 セルソーターを用いてサブタイプごとに嗅上皮特異的好中球由来細胞を分収し、バルクのRNAシークエンスを行った。コントロールとして嗅上皮に存在する好中球の解析も行った。 セルソーティングは、研究責任者が客員研究員を務める東京薬科大学生命科学部免疫制御学研究室で自ら行った。 嗅上皮特異的好中球由来細胞は大変レアな細胞であり、わずかな細胞・RNAしか採取できない。熟練したRNA抽出技術が必要であるため、RNA抽出・シークエンス・バイオインフォマティクスを用いた解析は外部受託サービスに依頼した。
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Strategy for Future Research Activity |
嗅上皮特異的好中球由来細胞に高く発現する遺伝子がのサブタイプごとに判明したため、今後それらの遺伝子に着目し解析を進める予定である。
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