Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
脳の組織常在性マクロファージであるミクログリアの細胞内代謝異常による貪食能の低下は各種神経疾患の病態形成に寄与することが近年明らかとなりつつある。一方で、ミクログリアの細胞内代謝と貪食能を共役させる分子レベルのメカニズムは現在もなお十分には理解されていない。本研究課題では、セマフォリン分子群によるミクログリアの免疫代謝制御メカニズムを探索することで、細胞内代謝を介した貪食制御の分子機構解明を目指すとともに、その制御機構の破綻により生じる疾患の診断及び治療の確立に繋がる成果を目指す。