Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
パーキンソン病は、α-シヌクレインというタンパク質が異常に蓄積し、脳内のドパミン神経が障害される神経難病である。α-シヌクレインは中枢神経のみならず、末梢組織にも病初期より蓄積しており、それに対して免疫系は鋭敏に反応している。炎症・免疫反応は、パーキンソン病の病態と深く関わっており、神経炎症を適切にコントロールすることで、新たな治療法開発につながる可能性がある。本研究では免疫系に注目し、蓄積したα-シヌクレインを除去する最善の免疫反応を探索し、新たな治療開発へとつなげることを目的としている。