尿中アルブミン排泄量に関連するSNPの探索と基礎的検討
Project/Area Number |
22K15661
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
奥田 拓史 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 非常勤講師 (60868230)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | GWAS / SNP / 尿中アルブミン |
Outline of Research at the Start |
TMM67Kのテータを元に、尿中アルフミン排泄量を応答変数としたGWASを行い、尿中アルフミン排泄量に関連する新規SNPを探索する。 TMM10KテータとのメタGWASを行う。 要約統計量を元にpolygenicスコアを計算し、宮城センター型18Kのテータでリスク予測を行う。 新規S N P候補に関する基礎的検討を行う。特に、T S H Rをコードする遺伝子が候補となった場合は、腎生検標本をT S H R抗体で染色し、尿中アルブミン排泄量との関連を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ToMMo67Kを用いたGWASにて、対象形質に関する候補SNPは検出された。 候補SNPはK代謝に関わるタンパク質をコードしていた。K代謝は、腎機能に大きく影響を受け、また、大きく影響を与えるため、腎不全指標になりうる蛋白尿に関しても、重要な関連があると思われる。 候補SNPは、全体のGWASでも、腎機能が正常群のみのGWASでも、ピークが現れたため、腎機能に関係なく尿中アルブミン排泄に関わっている可能性が示唆された。候補SNPの基礎的検討については、まだなされていないが、ノックアウトマウスなどを使っての実験なども考え、今後多角的な方面から、その意義について検討する必要がある。最終的には、腎不全に効果がある新規創薬につながる可能性もあり、候補SNPの同定は、大きな意義があった。 これらの成果は、The 29th Scientific Meeting of the International Society of Hypertension (ISH2022 Kyoto)にて発表した。非正規分布を示す形質を応答変数としたGWAS解析であったため、統計学的処理に関する指摘を受けたが、多くの研究者に興味を持ってもらえた。 ToMMo10KとのMeta-GWASを行い、要約統計量を元にpolygenic risk scoreを計算し、重複のないデータでリスク予測を行うところまでは、遂行できなかったため、今後の課題としたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)