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自然免疫と転写因子の関連性を介したB型肝炎ウィルス新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 22K16016
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 53010:Gastroenterology-related
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

為田 雅彦  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (10626493)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
KeywordsB型肝炎 / 自然免疫 / 転写因子 / DNAセンサー / B型肝炎ウィルス / 慢性B型肝炎
Outline of Research at the Start

B型肝炎の治療における問題点は肝臓からのウィルス排除という根本的な治癒に至らない点である。慢性B型肝炎の治療ターゲットとして免疫を標的としたものがあるが、自然免疫機序としてDNAウィルスを認識するDNAセンサーの役割は不明な点が多い。本研究はB型肝炎ウィルスが感染した肝細胞において、自然免疫を構成するDNAセンサーであるIFI16と、B型肝炎ウィルスの転写調整に関わっているSp1との関連性を中心に検討を行い、B型肝炎の新たな治療方法の開発を目的としている。

Outline of Annual Research Achievements

本研究ではB型肝炎ウィルスが感染した肝細胞において、自然免疫を構成するDNAセンサーと、HBVの転写調整に関わっている転写因子との関連性を中心に検討を行い、B型肝炎の新たな治療方法の開発を目的としている。
このために、培養細胞を用いてDNAセンサー分子の発現を調整し、それによりB型肝炎ウィルスの遺伝子発現に変化が生じるかを検討する。具体的には肝癌培養細胞であるHepG2にB型肝炎の表面抗原の発現を発現するベクターを導入し、そこにDNAセンサー分子の強制発現、siRNAを介した抑制、サイトカイン刺激を介したDNAセンターの誘導を行い、表面抗原に発現に与える影響を検討する。
当初計画していたDNAセンサー遺伝子とB型肝炎ウィルスの表面抗原であるLタンパクとの相互作用について、ベクターを用いて強制発現させたDNAセンタータンパクがLタンパクの発現調整をしているプロモーターに対して阻害作用を持つと仮定して実験を進めていた。しかしながら予想されていた阻害作用は認めず、同様にsiRNAを介した抑制、サイトカイン刺激を介したDNAセンターの誘導でも期待された効果が認められなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本研究の根幹であるDNAセンサーとB型肝炎ウィルスの相互作用が現在行っている実験系では観察されていない。原因の究明のため、他の実験系の確立を行っており、進捗が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

本研究で対象としたDNAセンサーはアイソフォームによって核内、細胞質それぞれで異なった作用を示す事が報告されている。今回、実験で使用したアイソフォームは核内で発現しているものを用いており、当初は核内にて発現の制御が行っていると想定していた。しかしながら、現在の実験系では明らかな相互作用が認められなかったため、細胞質に発現するアイソフォームを用いた実験を予定している。また、B型肝炎の細胞抗原のみを発現するベクターを用いた実験のため、実際のHBVと異なる挙動を示す可能性も考慮し、HBVを産生する細胞株であるHepG2.2.15細胞株、HepAD38株を用いた実験を予定している。また、HBV感染性を示すNTCP発現HepG2細胞株を用いたHBV感染モデルでの実験も予定しているが、こちらはこれまでに使用経験がないため、実験系の確立に時間を要している。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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