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炎症性大腸発癌の浸潤能獲得機序におけるCXCL16の役割解明

Research Project

Project/Area Number 22K16025
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 53010:Gastroenterology-related
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

平山 大輔  札幌医科大学, 医学部, 訪問研究員 (50809499)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
KeywordsCXCL16 / 潰瘍性大腸炎 / 炎症性発癌 / ケモカイン / 大腸癌
Outline of Research at the Start

潰瘍性大腸炎患者は年々増加しており、それに伴い大腸癌合併症例も増加している。炎症により想起された炎症性大腸発癌(CAC)は早期に粘膜下層に浸潤する特徴を持ち、発癌機序の解明は重要な課題である。
ケモカインの1つのCXCL16が大腸炎進展において重要な役割を持つことは既に報告したが、各細胞レベルにおける役割/機序については解明されていない。またCXCL16とCACの関連についての検討も、国内外でなされていない。
本研究の目的は、CAC発癌マウスモデルや潰瘍性大腸炎患者のCAC患者検体、マウスCAC由来のオルガノイドを用いて、大腸炎の進展やCACの浸潤能に関するCXCL16の役割を解明することである。

Outline of Annual Research Achievements

潰瘍性大腸炎(UC)の患者数は年々増加しており、それに伴い大腸癌合併症例も増加している。大腸炎症により想起された炎症性大腸発癌(CAC)は早期に粘膜下層に浸潤する特徴を持ち、発癌予防や早期発見のためにCACの発癌機序の解明は重要な課題である。ケモカインの1つのCXCL16が大腸炎進展において重要な役割を持つことは既に報告されているが、CXCL16とCACの関連についての検討は、いまだに国内外でなされていない。そのため本研究では、大腸炎症やCACにおけるCXCL16の役割/機序の解明を目的とした。
ヒト大腸癌細胞株(Caco2, Lovo, DLD-1)に対し、RNAi法を用いてCXCL16の発現を低下させてScratch assayとInvasion assayを行い、腫瘍の遊走能および浸潤能に対するCXCL16の影響を検討した。その結果、CXCL16の低下の有無で上記に差は認めなかった。
マウス骨髄移植モデルを用いて急性腸炎におけるCXCL16の役割を検討した。腸管上皮と抗原提示細胞に発現しているCXCL16の機能を別個に分けて検討するため、CXCL16 KOマウス及び野生型(wild-type: WT) マウスに対し致死的放射線照射を行った後に、それぞれのドナーマウスの大腿骨及び脛骨から採取した骨髄細胞を尾静脈注射にて移植し、骨髄キメラマウス2群と対照群2群を作製した(WT→WT、WT→KO、KO→WT、KO→KO)。次に各マウスに対し、4%DSSの経口投与(1週間投与、2週間休薬)を1サイクル施行することにより急性腸炎を誘導し腸炎の程度について検討を行った。その結果、抗原提示細胞のCXCL16が発現していないKO→WT群とKO→KO群において、腸炎による体重減少,下痢,血便の程度が強い結果となった。これにより、CXCL16は発現部位によってその役割が異なる事が示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

立場が訪問研究員に変更となり、研究に費やせるエフォートが低下したため。

Strategy for Future Research Activity

抗原提示細胞におけるCXCL16の役割を解明するため、WTマウスとCXCL16KOマウスから採取した骨髄細胞をMφへ分化誘導する。その後、マウス脾臓から分離採取したナイーブT cellと共培養を行うことによりナイーブT cellの細胞内に発現する炎症性/抗炎症性サイトカインの変動をFACS/MACSで測定する。
同じ研究室の研究協力者の助力を得ながら研究を進めていく。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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