Search for new biomarkers centered on regulatory T cells for intraductal papillary mucinous tumors
Project/Area Number |
22K16057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
伊藤 嵩志 関西医科大学, 医学部, 助教 (20700280)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2026: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 制御性T細胞 / インターロイキン35 / 膵管内乳頭粘液性腫瘍 / 分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍 |
Outline of Research at the Start |
分枝型膵管内乳頭粘液腫瘍(IPMN)は組織学的にIPMN with LGDと悪性であるIPMN with HGD, IPMN with INVに分類される.IPMN の手術適応を決定する普遍的なマーカーの探索が必要である.制御性T細胞(Tregs)は免疫寛容の中心となる細胞であり,IPMN with LDGからIPMN with INVに至る過程で,組織に浸潤するTregsが抗腫瘍免疫を抑制する観点から,Tregsを中心とした抑制性サイトカインがその疾患悪性度に関与すると考え,手術適応を決定するマーカーになりうるか検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
分枝型膵管内乳頭粘液腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm:IPMN)は組織学的にIPMN with low-grade dysplasia(LGD)と悪性であるIPMN with high-grade dysplasia(HGD), IPMN with an associated invasive carcinoma(INV)に分類される.IPMN with HGD, INVが手術適応とされるが,現在の国際ガイドラインでは術前の手術適応は画像診断に頼るところが大きく,手術適応を決定する普遍的なマーカーの探索が必要である.近年制御性T細胞から産生される抑制性サイトカインであるinterleukin-35(IL-35)が様々な疾患で関与する報告が散見されるが,IPMNではこれまでに報告がない.そこで,IPMN with LDGからIPMN with INVに至る過程で,組織に浸潤するTregsが抗腫瘍免疫を抑制する観点から,Tregsを中心とした抑制性サイトカインがその疾患悪性度に関与すると考えた。本年度は昨年の9例から14例を追加した計23例の血清と18例の組織検体が得られた。9例について血清IL-35の測定を行った。low gradeであった3例のうち2例が基準範囲より上昇しており Carcinomaの6例中5例で血清IL-35の上昇がみられた。コントロールとして健常者の血清IL-35の測定を行ったが全例で正常範囲内であった。手術に至るIPMN患者のうちほとんどの症例で血清IL-35の上昇がみられるものの、癌、非癌での鑑別はつかなかった。追加検体の制御性T細胞に関わるサイトカインの動きや組織検討は次年度以降で検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は14例の患者が登録でき、合計で23例の血清と18例の組織検体が得られた。しかし、症例数は少なく、さらに症例の蓄積が必要。9例について血清IL-35の測定を行った。low gradeであった3例のうち2例が基準範囲より上昇しており、Carcinomaの6例中5例で血清IL-35の上昇がみられた。コントロールとして健常者の血清IL-35の測定を行ったが全例で正常範囲内であった。手術に至るIPMN患者のうちほとんどの症例で血清IL-35の上昇がみられるものの、癌、非癌での鑑別はつかなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
IPMNの病理組織増には免疫形質が関与しており、胃型、腸型、胆膵型などに分類される。それぞれでMUC1,MUC2,MUC5AC,MUC6,CDX2の染色別に評価ができるため、同意が得られた症例での組織を免疫染色をおこない、その免疫形質とIL-35値ならびに制御性T細胞の関与も検討する予定である。また症例数が非常にすくなく、さらなる症例の蓄積を行う。また、切除検体を用いてIL-35の組織学的発現を評価するため、IL-35のサブユニットであるIL12p35とEBi3の免疫染色も評価する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(26 results)
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[Journal Article] 胆管狭窄に対するPlastic Stent複数本留置の役割とテクニック2023
Author(s)
島谷昌明, 光山俊行, 堀谷俊介, 松本浩尚, 折野匡洋, 中川達矢, 高山拓也, 加納真孝, 弓場孝郁, 伊藤嵩志, 池浦司, 北出浩章
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Journal Title
胆と膵
Volume: 44
Pages: 1307-1315
Related Report
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