Project/Area Number |
22K16090
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
黒澤 亮 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 研究員 (40836384)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 冠攣縮性狭心症 / ゲノムワイド関連解析 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、バイオバンク・ジャパンのデータを利用し世界で初めての冠攣縮性狭心症に対する大規模なゲノムワイド関連解析を施行する。疾患感受性座位の新規特定だけでなく、日本人最大規模の全ゲノムシークエンスを利用したレアバリアントの同定、fine-mapping技術とマルチオミックスデータの統合解析を行う。これらの結果に基づき、ゲノム医療実装に資する遺伝リスクスコアの開発や、新たな創薬ターゲットの提案を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、世界で初めての冠攣縮性狭心症に対するゲノムワイド関連解析(GWAS)を実施することを目的とした。虚血性心疾患へのGWASは多く行われているが、冠攣縮性狭心症に対するGWASは未だ少人数でのゲノム解析しかおこなわれていないのが現状である。しかし、冠攣縮性狭心症は致死性の合併症を起こしうる疾患で特に日本人を含めたアジア人での発症率が高いことが報告されており、その機序解明が望まれている。そこで我々は昨年より、バイオバンクジャパン(BBJ)内の20万人のサンプルにおいて冠攣縮性狭心症患者の検索をおこない、数千人規模の患者群特定に至った。さらにBBJ内にて患者群対コントロール群でのGWASをおこなうため、疾患サンプル群の疾患情報の精査とゲノム情報のクオリティーコントロールを入念におこない、GWASにおける疾患サンプル群の定義とゲノム情報の正確さの向上に努めた。その後、BBJ内の数千人の全ゲノムシークエンス情報によりインピュテーションを行いゲノムの解像度を向上した20万人のゲノムデータを用いてBBJ内にてGWASをおこなったところ、冠攣縮性狭心症の疾患関連座位を世界で初めてゲノムワイドに特定することに成功した。さらにその遺伝子座が効果をもつ遺伝子を推測し、虚血性心疾患や他の動脈硬化性疾患への関連性を遺伝的に解析した。また、疾患関連座位の疾患への効果について多面的に考察するため、年齢や性別での違い、dominant effectなどを解析した。現在、これらの内容をまとめ論文投稿への準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画された研究を概ね全て、順調に進められているため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、ゲノムワイド関連解析後のダウンストリーム解析や他疾患との関連性、臨床的意義について解析を進める。
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