Project/Area Number |
22K16185
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
齋藤 良太 東北大学, 大学病院, 助教 (60778489)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
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Keywords | Keap1 / Nrf2 |
Outline of Research at the Start |
タバコによる有害物質の感知に働くKeap1センサーシステイン残基を同定することによってKeap1によるタバコの有害物質を感知するメカニズムの解明を目指す。 ①PiggyBac transposon vector systemを用いた培養細胞の安定発現細胞株を用いてタバコの有害物質を感知するシステインを同定する。 ②システイン欠失Keap1ノックインマウスを用いた検討 Keap1CXS/CXSマウスにタバコを曝露する群と曝露しない群にわけ、肺気腫の程度を評価する。Keap1CXS/CXSマウスに同定したシステインをターゲットにしたNrf2活性化剤を投与しつつタバコを曝露し、肺気腫の程度を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、タバコによる有害物質の感知に働くKeap1センサーシステイン残基を同定することによってKeap1によるタバコの有害物質を感知するメカニズムの解明、Nrf2活性化剤の開発、COPD発症のメカニズムの解明を目指すことである。まずタバコの抽出液の最適濃度を調べるために、各濃度のタバコ抽出液をKeap1野生型細胞に暴露し、細胞毒性アッセイを行ったところ、3%タバコ抽出液が最適濃度であることが確認できた。次に、Keap1はタバコ刺激を鋭敏に感知して、ユビキチンE3リガーゼとしての機能を失い、Nrf2を安定化させるかを確かめるために3%濃度のタバコ抽出液をKeap1野生型細胞に暴露したところ、Western blottingにおいてNrf2の蛋白蓄積を認めた。このことによりタバコ刺激においてKeap1センサーが感知していることが示唆された。Keap1は、刺激の種類によりセンサーとして利用するチオール基を使い分けているので、今後Keap1変異体(Keap1Cys151S、Keap1Cys273W/Cys288E、Cys226S/Cys613S/Cys622S/Cys624S、Keap1Cys151S/Cys226S/Cys257S/Cys273W/Cys288E/Cys319S/Cys434S/Cys489S/Cys613S/Cys622S/Cys624S:11変異体)を用いてKeap1のどのシステインが関与しているかどうかを調べていく。
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