低分子代謝のエピゲノム制御に着目したメラノーマの病態解明と新規治療標的の探索
Project/Area Number |
22K16262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53050:Dermatology-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
福本 毅 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (80778770)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 悪性黒色腫 / がん代謝 / メラノーマ代謝 / エクソーム解析 / メタボロミクス / バイオマーカー / マルチオミクス / トランスオミクス / メラノーマ / 低分子代謝 / グルタミン代謝 / エピゲノム制御 |
Outline of Research at the Start |
ゲノム・低分子代謝物のマルチオミクス解析により、メラノーマ細胞におけるゲノム変異発現および代謝産物を網羅的に解析し、メラノーマに特徴的な「がん代謝」、特にグルタミン代謝に着目し、代謝リプログラミングとクロストークするエピゲノム制御に関与する遺伝子(遺伝子X)を特定する。さらに、メラノーマの『グルタミン代謝』制御を標的にした新たなメラノーマ治療を摸索し、新規治療戦略のバイオマーカー(コンパニオン診断薬)の特定を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
25例の日本人メラノーマサンプルを用い、次世代シークエンサーで網羅的エクソーム解析を行い、同じ症例でのメタボロミクスの網羅的解析から、メラノーマに特徴的な低分子代謝・メラノーマ代謝の分子機構を解明し、特定の代謝物を標的とした治療シーズを探索することを目的とし、予定している2種類のオミクス解析を完了できた。具体的には、次世代シークエンサーでの網羅的エクソーム解析データと、同一個体25サンプルからの血液を用いたメタボロミクスのデータを採取した。ホルマリン固定パラフィン包埋ブロックから薄切スライド標本を作成し,レーザーマイクロダイセクションにより腫瘍部と正常部から選択的にサンプルを採取した。特にこれまで困難と考えられていた正常部データも採取することができた。この成果をもって、今後メラノーマ発症に関わる体細胞変異を明らかにするとともに、正常部のゲノム解析から生殖細胞系列の遺伝子変異を同定し、両者の関連性も明らかに出来ると考えている。この成果から、25例のヒトメラノーマサンプルと25例の正常部サンプルを用いて、次世代シークエンスによるエクソーム解析とメタボローム解析による多階層にわたるマルチオミクス解析を行うことが出来たなら、同一患者のサンプルからヒト個体内でダイナミックに形成されるゲノムと低分子代謝物の関係を見出すことができ、それによりメラノーマにおける新規作用点を標的とした画期的な治療シーズ及びバイオマーカーの探索が進む。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)