Project/Area Number |
22K16293
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 54010:Hematology and medical oncology-related
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
立田 卓登 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (70877092)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 多発性骨髄腫 / cfDNA / レナリドミド |
Outline of Research at the Start |
多発性骨髄腫は完治困難な形質細胞性腫瘍であり、治療中に薬剤耐性を獲得する。中でも免疫調節薬であるレナリドミドの耐性機序は十分に解明されておらず、レナリドミド奏効症例を事前に特定することは困難である。本研究では検体採取の比較的容易な末梢血cell free DNA(cfDNA)に着目し、レナリドミド治療前後で経時的に採取された血清検体からcfDNAを抽出し、定量的解析、次世代シークエンサーを用いた変異解析を行うことで、cfDNA量や変異プロファイルなどの治療感受性、耐性に関わる因子を探索し、レナリドミド感受性を予測する実用的なバイオマーカーの特定を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は多発性骨髄腫での治療効果予測バイオマーカー探索のため、血清cell free DNA(cfDNA)に着目してその有用性を検討するものである。本年度は新型コロナウイルス感染症による入院制限、移動・活動制限の影響もあり、新規の臨床検体保存が予定通り進まなかった。そのため、主に既存のシークエンスデータの解析やこれまで特定されたバイオマーカー候補の遺伝子の機能解析の準備、予備データ作成を主に行った。 これまでの我々の多発性骨髄腫症例の骨髄検体、cfDNAの解析ではLd療法中に特定の遺伝子変異(KRAS、RB1、CYLDなど)が新規に出現することを見出しており、これらの遺伝子が治療抵抗性に関与していることが示唆され、cfDNAでもこれらの変異を捉えることが可能であった。バイオマーカーとしての有用性が期待できるものの症例ごとに疾患背景、治療背景が異なるため、染色体異常や前治療別に解析する必要があり、対象症例を増やしながら更なる検討を進めていく。 またこれらのバイオマーカー候補遺伝子の変異の有無や蛋白発現量の違いによる各種治療に対する反応性、耐性機序の解明のため、細胞株を用いた機能解析、既存臨床検体を用いた骨髄クロット標本の免疫染色などの準備を行っている。機能解析では特定の遺伝子のノックアウトの後、レナリドミドやデキサメサゾンなどの治療薬を加えることで細胞生存にどのような影響を与えるか、MTSアッセイやアポトーシスアッセイ(アネキシンV、7-AAD)を用いて検証する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は新型コロナウイルス感染症による附属病院での入院制限などの要因から当院での新規臨床検体の保存が予定通りに進まなかった。また移動制限・活動制限の影響もあり、共同研究施設からの臨床検体収集、共同研究が限定された。このため、当初の申請計画からは遅れが生じている。 一方で、いくつかのバイオマーカー候補となる遺伝子、蛋白は特定されており、こちらの機能解析も並行して進めているため、"やや遅れている"と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画に沿って、新規の検体保存を進めながら、既存検体の解析を行っていく。またこれまでの検討の中で検出された変異に関して、引き続き細胞株を用いた機能解析や実症例データを用いたバイオマーカーとしての有用性の検証を行っていく。
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