Establishment of Japan collaborative registry of ANCA-associated vasculitis
Project/Area Number |
22K16348
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
木田 節 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (20848501)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | ANCA関連血管炎 / 顕微鏡的多発血管炎 / 多発血管炎性肉芽腫症 / 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 / レジストリ / AAV / GPA |
Outline of Research at the Start |
ANCA関連血管炎は全身の諸臓器を障害する難治性疾患で、その臨床像は多様性に富む。本研究では国内多施設で新たにANCA関連血管炎の疾患レジストリを構築し、病態解明や、患者特性に応じた個別化医療、パンデミック下における最適な治療戦略の提唱につながる知見を発信していくことを目的とする。また、進行中の国際共同研究とも連携し、本邦の診療実態に関する正確な情報を国際比較可能な形式で収集し、分析と検証を行っていく。これにより、多彩な臨床疑問を解決可能なリアルワールドデータベースが創出され、以てANCA関連血管炎の患者の生活の質の向上に資することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
ANCA関連血管炎(AAV)は全身の諸臓器を障害する難治性疾患で、本邦では高齢者を中心に近年増加傾向にあり、その臨床像は多様性に富む。COVID-19パンデミック下で不確実性が増している医療現場において、個々の患者や地域の特性に応じて診療を最適化するためのリアルワールドエビデンスが求られており、本研究では新たにANCA関連血管炎の疾患レジストリを構築し、病態解明や、患者特性に応じた個別化医療、パンデミック下における最適な治療戦略の提唱につながる知見を発信していくことを目的としている。本年度は、これまでに国内24の医療機関で構築した680症例の診療情報データベースを用いて分析と検証を進め、論文化を行った。 例として、AAVに対する寛解導入療法として使用されるシクロホスファミドの最適投与量に関する検討や、ステロイドパルスの有効性と安全性に関する検討を行った。いずれも臨床試験に基づくエビデンスが乏しいままに経験的に行われてきた治療法であるが、近代的な因果推論の知見や解析手法を適応することでリアルワールドでの有効性と安全性についてのより最良な推定結果を得ることができた。また、AAVの新規発症や再燃に季節性があることについても明らかにした。 本年度はさらに、レジストリに登録された患者を対象とした患者報告型アウトカムに関する質問紙調査も開始した。本邦におけるAAVの患者のQOLや日常生活の実態を明らかにし、よりよい治療戦略や医療提供体制の構築に向けた提言につなげていくことを目指している。 今後、2021年以降の症例についてもデータ収集を行う予定であり、パンデミック前後の比較も含む、多彩な臨床疑問を解決可能なリアルワールドデータベースが創出され、以てAAVの患者の生活の質の向上に資することを目指せると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りのペースでデータベースの構築とこれを用いた分析、研究成果の発信を進められている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、2021年以降の症例についてデータ収集を行い、パンデミック前後の比較を進めていくことで本邦における診療内容や予後の変化のついて明らかにする。また、質問紙調査も進めており、本邦におけるAAVの患者のQOLや日常生活の実態を明らかにし、よりよい治療戦略や医療提供体制の構築に向けた提言につなげる。
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)