Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
既存治療に抵抗性の全身性強皮症は、免疫学的活性化と線維化を生じる全身性疾患である。TGF-β3は免疫抑制と抗線維化作用を併せ持つサイトカインであるが、その生体内での役割や全身性強皮症病態における役割は不明である。本研究では、コンディショナルノックアウトマウスによる細胞特異的なTGF-β3の生体内解析と、ヒト免疫介在性疾患の免疫担当細胞データベース、validation解析を組み合わせることで、TGF-β3の全身性強皮症を含む自己免疫疾患の病態形成への関与につき解明でき、自己免疫疾患の予防戦略や新規創薬基盤へつなげることを目的としている。