Project/Area Number |
22K16496
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
岩佐 陽介 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (30812317)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | BRAF陽性大腸癌 / CD200 / BRAF大腸癌 |
Outline of Research at the Start |
大腸癌におけるCD200の発現とBRAF遺伝子変異との関連を解析するため,まず臨床検体を用いた免疫染色により,CD200とBRAF,またEGFRやRAS,MEKとの関連を検討し,CD200,BRAFと予後との関連を臨床データから検討することと,BRAF変異, CD200高発現大腸癌の臨床病理学的特徴を解析する.次に,大腸癌細胞株を用いた実験系において,CD200の発現とBRAFの関連性とを示し,さらに抗癌剤を投与することでCD200の発現量の変化を検討する.最後に,In vivoにおけるBRAF,CD200阻害薬による抗腫瘍効果,CD200と化学療法耐性の検討をマウスを用いた実験系で行う
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は臨床検体を用いた免疫染色により,CD200とBRAFV600E変異の免疫染色性の違いを用いて,CD200とBRAFV600E変異,さらにはEGFRやRAS,MEKとの予後や臨床病理学的因子との関連を検討する計画である.まず,BRAFV600Eの免疫染色による評価に関して,適切な研究精度を維持するために,当院で過去に内視鏡切除を行った鋸歯状病変のうち,SSA/P(sessile serrated adenoma/polyp)と病理学的に診断された切除標本検体に対してBRAFV600E変異の有無を免疫染色を行い,抗BRAFV600E抗体の条件設定を行った.次にCD200との相同性の検討を行うため,同様の内視鏡的切除検体を用いてCD200の免疫染色を行った.次に大腸癌切除標本におけるBRAFV600E変異とCD200との関連について検討するために,それぞれに対して免疫染色を行った.現在は免疫染色の結果に対して予後や臨床病理学的因子との関連について解析中である.今後は,CD200がEGFR,RAS,MEKと関連している可能性を考慮し, EGFR,RAS,MEKを同様に免疫染色で評価を行い,BRAF変異とCD200が各細胞増殖シグナルにどのように関与しているのかを検討していく予定である.また,免疫染色の結果にマイクロサテライト不安定性(MSI)が関与している可能性があるため,追加でMSIの免疫染色を行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
BRAFV600E抗体の条件設定に難渋し,SSA/Pの染色により評価を行うことを追加せざるを得なかった. また,コロナウィルス対応等で研究時間の確保が予想より困難であった.
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Strategy for Future Research Activity |
このまま計画していた研究を進める. BRAFV600E陽性に関してMSIの検討が必要な可能性があり,その場合は次年度に研究を追加する.
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