Project/Area Number |
22K16524
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
柳 舜仁 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30833587)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ICG / 大腸癌 / 蛍光ナビゲーション / 蛍光ガイド手術 / 尿道 / TaTME / 蛍光クリップ / 術前マーキング / Virtual reality / ナビゲーション / 腹腔鏡 / 蛍光 |
Outline of Research at the Start |
ICGや蛍光樹脂デバイス (マーキング用クリップや, 尿管カテーテル) は, 近赤外光照射と赤外カメラによりモニター上で蛍光として視認され, 術中のリンパ流, 腸管血流の視覚化, 血管や尿管, 病変位置の同定が可能となる. 仮想現実(VR)技術は, 臓器や血管走行のホログラムを術前画像から空中に3Dで描出し, VR眼鏡によりこれを術中に観察できる. 本研究は大腸癌に対し, 蛍光ガイドとVRホログラムナビゲーション下に鏡視下手術を行う. 蛍光で腫瘍位置を精緻に捉え, 血流を評価した吻合で縫合不全を低減し, 血管や尿管の走行をVRホログラムと蛍光でガイドし, 低侵襲手術の治療成績向上を目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
①大腸腫瘍切除における腫瘍部位の特定における蛍光ガイド手術の有用性を検討した。 近赤外蛍光樹脂を使用して開発された内視鏡用クリップZeoclip FSを使用して蛍光クリップマーキング(FCM)を行う方法と、従来の点墨マーキングを使用した手術症例の視認性を比較した。2017年1月から2022年4月までに術前マーキング後に大腸手術を受けた大腸腫瘍患者305例を登録。FCM群(86例)と点墨群(219例)に分類した。FCM群では手術中に近赤外蛍光観察でマーキングの視認性を評価した。マーキングの視認性はFCM群80例(93.02%)、墨汁タトゥー群166例(75.80%)とFCMにおいて有意に良好であった(p=0.0006)。点墨群では、墨汁による術野の汚染が7例(3.20%)に認められた。FCM群ではFCMに関連する有害事象は認められなかった。大腸切除において、FCMは従来の点墨よりも視認性がよく、簡便で安全なマーキング法である可能性がある。
②下部直腸癌に対する経肛門的全直腸間膜切除術(TaTME)は難度の高い手技で, 尿道損傷の危険が高い.蛍光尿管カテーテルと近赤外蛍光観察で尿道を可視化できるかを検証した。2022年4月-2023年12月に, 尿道損傷ハイリスクとし蛍光尿管カテーテルを挿入したTa/Tp-TME手術症例17例のうち、会陰側からの術野において蛍光で尿道を認識できたのは,腹腔鏡下直腸切断術の1例, 腹腔鏡下骨盤内臓全摘術の3例であった. 全例で尿道誤損傷は認めなかった.尿道を蛍光で認識できた症例は限定されていたが, 前方マージンが必要であった直腸切断術や尿道を切離する症例では切離前に尿道を蛍光で捉える事ができていた事から, 本法は手術中に安定して継続的に尿道を視覚化するナビゲーションにはならずとも, 必要以上に尿道に寄った際の尿道損傷のアラートになる可能性がある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
蛍光クリップマーキングの有用性や、蛍光ナビゲーションの尿道視覚化について報告ができた。尿管ナビゲーションの成績や、仮想現実、複合現実技術の臨床応用について、今後解析を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、ICGと縫合不全に関連する報告と、尿管ナビゲーションの成績や、仮想現実、複合現実技術の臨床応用の成績を報告するため、解析を行っていく。
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